ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは黒海で乗組員の錬成訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)

『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
2023年4月18日配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」はK-2任務の遂行へ着手した】
黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」の乗組員は、戦闘訓練計画の枠組みで、黒海エリアの海上射爆場でK-2任務の遂行へ着手した。
任務遂行中に乗組員は指定海域で、様々な接触型及び非接触型掃海具を使用した機雷の捜索を行なった。
船員は意図された任務への取り組みと共に、ダメージコントロール、海上移動及び無防備の泊地へ停泊中の艦の対空防衛及び対破壊工作防衛の艦上演習を行なった。
【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】

プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」はレニングラードの『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。
1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。
2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。
2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。
2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。
2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]
2018年12月21日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した]
その後も「イワン・ゴルベツ」はシリア沖で行動していましたが、2019年4月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海を去った]
2019年5月1日に母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海からセヴァストーポリへ帰投した]
それから1年以上経った2020年8月中旬、「イワン・ゴルベツ」は再び地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]
2020年12月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。
2021年8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月6日にボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ行く]
その後、地中海へ入り、8月9日にシリアのタルトゥース港沖で機雷捜索などの各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツはシリアのタルトゥース沖で機雷捜索訓練を実施した]
2021年11月21日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2022年10月29日にセヴァストーポリへのウクライナ軍の大規模な無人機攻撃が行なわれた際、損傷を受けました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦はセヴァストーポリ湾でウクライナ軍の無人機を撃墜した]
[セヴァストーポリ湾でロシア海軍黒海艦隊の掃海艦及び民間船がウクライナ軍無人機の攻撃を受けた]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはセヴァストーポリへ侵入したウクライナのドローンを破壊した]
2022年11月初頭に浮きドックへ入渠して修理を行ないました。
2022年11月3日

2022年12月17日

2022年12月下旬に浮きドックを出渠しました。
2022年12月30日

その後、修理を終えて復帰し、2023年4月18日から乗組員の錬成訓練を開始しました。
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