ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト20385コルベット「ラズムヌイ」の艦首部分は2023年5月初頭に完成する

『KORABEL.RU』より
2023年4月21日13時41分配信
【コルベット「ラズムヌイ」の艦首セクションは戦勝記念日に船台へ引き渡される】
戦勝記念日の5月9日までに、『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)の組立-溶接作業所は、プロジェクト20385コルベット「ラズムヌイ」の艦首セクションの最後の部分の船台への引き渡しを計画している。
現在、ダニール・オクネフ監督下の組立工オレグ・トロニンと溶接班は、コルベットの最終セクションの溶接へ取り組んでおり、上級現場監督はエフゲニー・ウフィムツェフであると『アムール造船工場』テレグラムチャンネルは伝えた。
新たなプロジェクト20385コルベット「ラズムヌイ」は2022年6月に『アムール造船工場』で起工された事が想い起こされる。
艦は太平洋艦隊の為に中央海洋設計局『アルマーズ』の設計に沿って建造されている。
コルベット「ラズムヌイ」は、工場で建造されるコルベットラインの8隻目である。
この内の3隻~「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は既に太平洋艦隊へ引き渡され、戦闘任務を遂行している。
プロジェクト20385コルベットの4番艦「ラズムヌイ」は、2022年6月12日にロシア極東の『アムール造船工場』で起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20385コルベット「ラズムヌイ」起工(2022年6月12日)]
2023年5月9日の大祖国戦争戦勝記念日までに艦首セクションが完成し、船台へ送られ、他の船体部分と結合されます。
プロジェクト20385コルベットは現在までに5隻が起工され、1隻が就役しています。
現在の所、6隻の建造が予定されており、全て太平洋艦隊へ配備され、カムチャッカ半島に駐留します。
1番艦「グレミャーシチー」(337)は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市の『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工され、2017年6月30日に進水し、2020年12月29日に就役、太平洋艦隊へ編入されました。

[プロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]
2022年7月下旬以降はカムチャツカ半島のペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ沖で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を実施した]
2番艦「プロヴォールヌイ」は、サンクトペテルブルク市の『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で2013年7月25日に起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]
2021年12月17日18時22分頃(モスクワ時間)に発生した火災で損傷した為、上部構造物を新たに造り直す事になり、就役は2024年以降に延期されました。

就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[2021年12月17日の火災事故により損傷したロシア海軍の最新コルベット「プロヴォールヌイ」の新たな上部構造物が完成した]
[2021年12月17日の火災事故により損傷した最新コルベット「プロヴォールヌイ」は2024年にロシア海軍へ就役する]
2020年12月15日、極東のコムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』は、太平洋艦隊向けとして2隻のプロジェクト20380コルベットと4隻のプロジェクト20385コルベットの建造契約をロシア国防省と締結しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]

これにより20385コルベットの3番艦以降は『アムール造船工場』で建造される事になり、2021年8月23日に3番艦(『アムール造船工場』建造艦としては1番艦)「ブーイヌイ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの第3のプロジェクト20385(グレミャーシチー型)コルベット「ブーイヌイ」の船体の組み立てが始まる]
4番艦(『アムール造船工場』建造艦としては2番艦)「ラズムヌイ」は2022年6月12日に起工されました。
5番艦(『アムール造船工場』建造艦としては3番艦)「ブイストルイ」は2022年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第5のプロジェクト20385コルベット「ブイストルイ」はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]
そしてプロジェクト20385コルベットの最終となる6番艦(『アムール造船工場』建造艦としては4番艦)「リェチーヴイ」は、2023年6月末に起工されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト20385コルベット6番艦(最終艦)「リェチーヴイ」は2023年6月にコムソモリスク・ナ・アムーレで起工される]
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