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ロシア海軍のミストラル級の為に4隻のフランス製揚陸艇が建造される

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【ロシアの「ミストラル」はフランスの揚陸艇を受け取る】
2013年4月30日

フランス「グループSTXフランス」の一員である「STX社ロリアン」は、4隻の揚陸艇「艀船」型を建造し、2014年にロシア国防省へ引き渡す。
『Mer et Marine』が伝える所によれば、これらの艇は、ロシア側の発注によりフランスDCNS社で建造される「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」で使用される。

以前、ロシア国防省は、ロシア「ミストラル」の為にフランスの揚陸トリマラン・プロジェクトL-CAT(EDA-R)を購入する計画だったが、その後、当局指導部は、何の説明も無いままに同艇の購入を断念したと報じられた。
更に2012年9月、ロシア軍当局「ミストラル」に適した艇を見出せなかったと報じられた。

その後、防衛産業企業体の情報提供者は『インタファクス』に対し、「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」は、戦車揚陸艇プロジェクト11770「セルナ」21280「ジュゴン」を搭載できると述べた。

この時、対談者は「揚陸艇に関する問題は完全にこじ付けです」と指摘し、「セルナ」「ジュゴン」はサイズの点において「ミストラル」に完全に適合していると説明した。

2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造するロシアフランスの契約は2011年6月に署名された。
契約額は12億ユーロに達する。
最初の艦は2014年に完成し、2隻目は2015年となる予定である。

契約には、更に2隻のヘリコプター空母を建造するオプションが含まれており、この契約下における生産はロシアの造船所で行なわれなければならない。


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]
[ロシアのミストラル級導入見直し問題]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

1番艦「ウラジオストク」は、2013年9月進水予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2013年9月に進水する]

ロシア海軍への引き渡しは2014年を予定しています。

2番艦「セヴァストーポリ」太平洋艦隊へ配備される計画です。

ロシア太平洋艦隊へ配備される「ミストラル」級の為の基地はウラジオストクに建設されます。
[太平洋艦隊はヘリ空母ミストラルの為の基地建設を準備する]
[ヘリ空母ミストラル型はウラジオストク市へ配置される]
[ヘリ空母ミストラルのウラジオストク(ウリス湾)配備には2-3億ルーブルを要する]
[フランスはヘリ空母ミストラルの為の極東の基地建設に協力する]
[カムチャツカ半島にミストラル級の為の基地が建設される]


ロシア海軍向け「ミストラル」級揚陸艇については、2012年9月上旬に「まだ決まっていない」と報じられ、その直後に「ロシア製揚陸艇の搭載は可能である」と報じられています。
[ロシア海軍向けミストラルの搭載艇は決まっていない]
[ロシア海軍向けミストラルの揚陸艇は検討されている]

その後、2012年11月下旬にはフランス製揚陸艇L-CATを購入すると報じられました。
[ロシアはフランスから揚陸艇L-CATを購入する]
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今回の記事によれば、フランス製揚陸艇は、ヘリ空母「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」用に4隻購入されるとの事ですから、各艦に2隻ずつ搭載する事になります。

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