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フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」の船体ブロック製造作業は続けられる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されている】
2013年4月30日

造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、現在、第3のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」(工場番号923)の第1、第2ブロックの製造作業を続けており、近い内に船体の第4ブロックの製造を完了する。
『中央海軍ポータル』は、同社の情報提供者より伝えられた。

並行して造船台の組み立て-溶接専門技術者は第5及び第9ブロックの作業を開始しており、発注艦923の8つの船体ブロックの製造が準備されている。

溶接及び船体組立は、工場の主な課題の1つであり、第3のフリゲートの製造の為に最大限の努力が注ぎ込まれる。
必要な場合は、発注800号-海洋物資供給船プロジェクト23120「エリブルス」の為の全ての力が送り込まれる。

ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」の起工式典は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2012年2月1日に開催された。
同プロジェクトのトップ艦「アドミラル・ゴルシコフ」は2010年に進水し、現在は海上で建造されており、近い内に同艦は乗組員の点検を受ける。
同プロジェクトの最初の生産フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は2009年に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工された。

以前、造船業界の代理人が述べたように、今後15-20年間で、ロシア海軍には遠海ゾーン用フリゲートとして20隻の艦が必要となる。
単独あるいはグループを形成しての航海において戦闘任務遂行の為の汎用的な能力を有しているプロジェクト22350フリゲート(警備艦)は、将来フリゲートのベースとなるべきである。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲート3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は、2012年2月1日に起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]
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同じ日に建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」報道官は、ロシア海軍にはプロジェクト22350フリゲートが20隻必要になると表明しました。
[ロシア海軍はプロジェクト22350フリゲートを20隻必要とする]

2012年2月21日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、更に6隻のプロジェクト22350フリゲートの建造契約を締結しました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はコルベット6隻とフリゲート6隻の建造契約を締結した]

4隻目の22350は今年中に起工される予定ですが、現在の所、具体的な日時は明らかにされていません。
[プロジェクト22350フリゲートの4番艦が起工される]


記事中で触れられている海洋物資供給船プロジェクト23120「エリブルス」は、セーヴェルナヤ・ヴェルフィで2012年11月14日に起工されました。
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要するに、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、必要な場合、「エリブルス」の建造作業に関わっている工員を「アドミラル・ゴロフコ」の作業に振り向けているという事でしょう。
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