ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ボイキー」と小型対潜艦ウレンゴイはバルト海で太平洋艦隊の潜水艦ウファを相手に対潜戦闘演習を実施した
- カテゴリ:ロシア海軍バルト艦隊(2020年-)


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年5月25日8時6分配信
【バルト艦隊のコルベットと小型対潜艦は太平洋艦隊の潜水艦を「狩った」】
バルト艦隊の海上射爆場で、コルベット「ボイキー」と小型対潜艦「ウレンゴイ」は、対潜兵器複合体を用いた仮想敵潜水艦の捜索、探知、破壊の課題へ取り組んだ。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、敵潜水艦の役割は、『アドミラルティ造船所』が太平洋艦隊の為に建造したディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」が演じた。

軍当局が話したように、潜水艦の捜索には、バルト艦隊の海上航空隊の対潜ヘリコプターKa-27PLが参加した。
演習の枠組みで艦は目標を成功裏に分類し、対潜兵器の助力により仮想破壊した。
小型対潜艦「ウレンゴイ」の乗組員は、指定座標への対潜深海爆雷の一斉射撃を行なった。
艦は更に潜水艦に対して魚雷兵器を成功裏に使用し、潜水艦の魚雷攻撃の撃退と報復打撃へ取り組んだ。
対潜行動に加え、小型対潜艦とコルベットの乗組員は、合同操艦、電波電子妨害の設定訓練の任務を遂行し、敵空中攻撃手段を撃退する演習、そして更に放射線・化学・生物防護及びダメージコントロールの艦内訓練を実施した。
「ボイキー」は、バルト艦隊の為に『北方造船所』が建造した第3のプロジェクト20380コルベットである。
2013年に就役した。
このタイプの艦の全長は100メートル以上、排水量2220トン。
それは4000海里の距離を航行できる。
兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷及び強力な弾薬、電波位置測定機器及び電波電子機器、100mm砲装置A-190、大口径機関砲及び擲弾発射機である。
「ウレンゴイ」はプロジェクト1331M小型対潜艦であり、1980年代後半にドイツ民主共和国の都市で建造された。
巡視勤務へ就き、水域を保護し、潜水艦との戦闘の為に意図されている。
小型対潜艦の排水量は935トン、船体の長さは75.2 メートル、幅9.78メートル。
24.5ノットまでの速力を発揮し、航続距離は2200海里。
乗組員80名。
兵装には、76mmAK-176砲装置、30mm砲AK-630、噴射推進爆撃装置RBU-6000、533mm魚雷発射管、そして更に高射ミサイル複合体「ストレラ-3」及び「イグラ-1」が含まれる。
バルト艦隊の20380コルベット3隻(「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」)は、2023年5月23日からバルト海で対潜演習を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」はバルト海で対潜演習を開始した]
5月24日には、「ボイキー」(532)とプロジェクト1331M小型対潜艦「ウレンゴイ」(304、1987年3月24日就役)が対潜戦闘演習を行ないました。
「敵役」は、昨年(2022年)11月16日に就役した太平洋艦隊向けの06363潜水艦「ウファ」が務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で潜航訓練を実施した]
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