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ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で演習『クムジャ-2023』を実施した


『ズヴェズダーテレビ』より
2023年5月25日6時38分配信
【バレンツ海で航空隊、水上部隊及び潜水部隊の連携へ取り組む演習『クムジャ-2023』が実施された】

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」小型ロケット艦補助支援船駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」で構成される艦船支隊バレンツ海へ向かった。
そこには北方艦隊の海上射爆場が在り、大規模演習『クムジャ-2023』が実施された。
その様子を『ズヴェズダー』特派員エレーナ・シヴォネンが見守った。

20年以上に渡り毎年行われている演習の目的は、水上部隊、潜水艦部隊、そして航空隊の連携への取り組みである。
この海上への出航は、北方艦隊将兵にとってだけでは無く、ゲストであるロシア連邦軍参謀本部アカデミーの学生にとっても重要であった。
駆逐艦には、乗組員よりも多くの人々が集まった。
彼らは信号艦橋から演習を注意深く観察した。

提督に加え、多くの将軍や大佐も居た。
その中にはロシア連邦軍参謀本部アカデミーの学生、セルゲイ・ブルンドゥコフも含まれている。
同時に、彼は北方艦隊において、人生で初めて艦へ乗った。

「北方艦隊の大規模演習は、我々の海軍の海軍力が存在する場所がある事を示しています」
彼は語った。

航路の安全は掃海艦により保障された。
彼らはケーブル3本の距離で支隊の前を進み、機雷を捜索した。
しかし、ゲストの注意は全て空へ向けられていた:ヘリコプターは海上でホバリングした。
それは水中音響(ソナー)システムのケーブルを投下し、潜水艦を探知する為に水柱を「探った」と言えるかもしれない。

「これらの実地行動は、戦闘行動や平時の両方における現代の状況における艦隊の部隊の能力を示しています」
北方艦隊
ロケット艦師団副司令官アナトリー・コズロフは説明した。

彼は、多くの人が戦闘艦の本格的な行動を初めて見たと付け加え、更に同意した。
「これは興味深く、ある種の疑問が生じ、特定のテーマについて議論が盛り上がっています」

最も壮観な段階は対空防衛である。
艦の乗組員は射撃の準備が整っていると報告した。
目標は500メートルで、信号ロケットを模したものである。
初めて乗る人には、音が大きいと警告される。
砲火が開かれた。
射撃は大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」により開始された。

「この複合体は、空中目標のみならず、更には海上及び沿岸目標への射撃にも使用されます。
20キロメートル以上離れた敵へ毎分90発の発射速度で射撃が出来ます」
特派員エレナ・シヴォネン
は話した。

俯瞰で見ると、演習は更にカラフルに見えた。
飛行士は空中から捜索し、仮想海上遭難者を速やかに発見し、救助した。

『ズヴェズダー』特派員は、司令部が演習は成功裏に実施されたと評価した事を指摘した。
軍事アカデミーの学生は海軍の編合部隊及び連合部隊の戦闘能力について、より多くの知識を得て、北方艦隊将兵は夏季訓練期間が始まる前にその経験を上乗せした。



北方艦隊演習『クムジャ-2023』は、2023年5月19日~20日にバレンツ海で実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で演習を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜演習を実施した]
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