ロシア海軍太平洋艦隊のコルベットはインドネシアの国際海軍演習『コモド-2023』へ参加する
『タス通信』より
2023年6月6日11時15分配信
【ロシア海軍艦船支隊はインドネシアで国際演習『コモド-2023』へ参加する】
モスクワ、6月6日/タス通信
ロシア太平洋艦隊艦船支隊は、インドネシア海域で実施される多国間海軍演習『コモド-2023』へ参加する。
ロシア連邦国防省は発表した。
「コルベット"グロームキー"、"ソヴェルシェーンヌイ"、中型海洋給油船ペチェンガで構成される太平洋艦隊艦船支隊は、6月5日から8日までインドネシア沖で実施される国際多国間演習『コモド-2023』へ参加します。
演習は沿岸部門と海上部門で構成されます」
当局は指摘した。


月曜日にロシア艦はインドネシアのスラウェシ島のマカッサル港泊地へ到着し、そこでは演習参加艦の海上パレードが開催された事が明らかにされた。
30ヶ国以上からの船員は、インドネシア大統領ジョコ・ウィドドに出迎えられた。
国防省は、軍事演習の目的は海上でのパートナーシップの強化である事を説明した。
「合同行動の過程で、人道的任務の遂行及び自然災害や自然大変動時の支援の提供における各国の戦闘艦の乗組員の間の連携の問題に特別な注意を払うことが計画されています」
ロシア連邦国防省は付け加えた。
ロシア太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2017年7月20日就役)と「グロームキー」(335、2018年12月25日就役)は、2023年5月10日にピョートル大帝湾で艦載ヘリコプターKa-27の着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」はピョートル大帝湾でヘリコプターの着艦訓練を実施した]
その後、中型海洋給油船「ペチェンガ」と共に日本海を南下し、5月12日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入り、5月14日には与那国島と西表島の間の海域を通過しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」はアジア・太平洋地域への遠距離航海へ出発した]
その後、南シナ海へ移動し、5月16日には戦闘演習を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」は南シナ海で戦闘演習を実施した]
「グロームキー」は5月下旬にシンガポール海峡を通過し、5月24日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」はマラッカ海峡へ入った]
「グロームキー」はインド洋で新造砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」と合流し、同船をエスコートしてマラッカ海峡とシンガポール海峡を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」はマラッカ海峡とシンガポール海峡を通過する新造砕氷船エヴパチー・コロヴラトをエスコートした]
その後、「ソヴェルシェーンヌイ」及び「ペチェンガ」と合流してジャワ海へ入り、6月2日には消火(ダメージコントロール)訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」はジャワ海で消火訓練を実施した]
6月5日、国際海軍演習『コモド-2023』へ参加する為、インドネシアのマカッサル港へ到着しました。
6月5日~8日にインドネシア沖で実施される国際演習『コモド-2023』には、主催国インドネシアを始め、ロシア、中国、アメリカ、イギリス、日本、韓国など36ヶ国が参加します。
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