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ロシア海軍黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフは大将に昇進した

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『タス通信』より
2023年6月6日23時39分配信
【プーチンは黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフに大将の階級を授与した】
モスクワ、6月6日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフへ大将の軍事階級を授与する法令へ署名した。
対応する法令は火曜日に法的情報公式ポータルサイトで公表された。

更に、海軍副総司令官ウラジーミル・カサトノフへ大将の階級が授与された。

ソコロフは2020年からクズネツォフ記念海軍大学校を率いており、2022年8月19日に黒海艦隊司令官代理に任命され、このポストに在ったイーゴリ・オシポフ大将と交代した。



ヴィクトール・ニコラエヴィチ・ソコロフは、1962年4月4日にモルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国ベンデルィで生まれ、1982年8月1日にM.V.フルンゼ記念海軍高等学校へ入学し、1985年6月30日に卒業しました。
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1985年8月~1987年8月に太平洋艦隊警備艦SKR-61の水雷戦闘班長、1987年8月~1989年10月に海洋掃海艦「ヤコリ」水雷戦闘班長、1989年10月~1990年12月に基地掃海艦BT-51水雷戦闘班長、1990年12月~1991年12月に海洋掃海艦「ヤコリ」副長、1992年9月~1993年9月に海洋掃海艦「ザリャド」艦長を務めました。
1993年9月~1994年9月に太平洋艦隊第187掃海艦大隊参謀長、1994年9月~1995年8月に第81掃海艦大隊司令を務めました。

1995年9月1日にN.G.クズネツォフ記念海軍大学校へ入学し、1998年7月30日に卒業しました。

1998年8月~2000年6月に太平洋艦隊作戦管理部長、2000年6月~2002年9月に第165水上艦旅団参謀長、2002年9月~2004年9月に第165水上艦旅団司令を務めました。

2004年9月にロシア連邦軍参謀本部アカデミーへ入学し、2006年7月に卒業しました。

2006年8月~2010年8月に沿海地方多種戦力小艦隊副司令官、2010年8月~2012年9月に沿海地方多種戦力小艦隊司令官を務めました。

この間、2009年1月~4月には太平洋艦隊第1次アデン湾派遣海賊対処部隊指揮官を務めました。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2011年に少将へ昇進しました。

2012年9月~2013年8月には北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官を務めました。

2013年8月~2019年12月に北方艦隊副司令官を務め、2014年には中将に昇進しました。

2016年10月~2017年2月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」の指揮官として地中海遠征を行ない、シリア空爆作戦の指揮を取りました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2020年1月~2022年8月初頭までN.G.クズネツォフ記念海軍大学校校長を務めました。

2022年8月10日付でイーゴリ・オシポフ大将に代わり黒海艦隊司令官代行に任命されました。
[ヴィクトール・ソコロフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官代行に任命された]

2022年9月には正式に黒海艦隊司令官に任命され、10月7日にはセヴァストーポリの艦隊司令部で司令官旗の授与式典が開催されました。
[ヴィクトール・ソコロフ中将は正式にロシア海軍黒海艦隊司令官に就任した]

2023年6月6日付で大将に昇進しました。


ソコロフ提督以外にも、同日付でロシア海軍副総司令官(2019年12月13日から)ウラジーミル・リヴォヴィチ・カサトノフ中将(1962年6月17日生まれ)も大将に昇進しました。
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