ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機と爆撃機は夏季訓練期間の飛行訓練を開始した
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊



『Aviation EXplorer』より
2023年6月8日配信
【バルト艦隊海上航空隊の連合部隊は夏季訓練期間の最初の指揮飛行を開始した】
2023年6月8日、AEX.RU
バルト艦隊海上航空隊の連合部隊は、夏季訓練期間の最初の指揮飛行を開始した。
ロシア国防省の西方軍管区広報サービスは発表した。
これらの飛行の主な課題は、戦闘訓練コースにおける最も困難な演習を実施する際の飛行要員の単一の訓練方法の開発に在る。
この数日間、航空部隊の指揮官とその副司令官は、戦闘機Su-27、多目的戦闘機Su-30SMとSu-30SM2、 前線爆撃機Su-24Mで昼間及び夜間の飛行訓練を実施する。
合計20機の航空機、そして更に様々な飛行場の機材が飛行訓練活動へ関わる。
飛行士は夜間及び悪天候の条件下での離陸と着陸、低高度及び超低高度での水面上での操縦術へ取り組む。
これに加え、飛行士は集団飛行任務やその他の戦闘訓練を実行する。
指揮飛行の特徴は、飛行士の編隊飛行の実施形態、飛行場に在る指揮グループと乗員の模範的連携、そして飛行交代勤務を支援する全ての部隊との連携に在る。
現在、バルト艦隊海軍航空隊の航空機とヘリコプターは全てカリーニングラード州へ配備されています。
2019年にはカリーニングラード州に駐留する海軍航空隊の全部隊を統合する第34混成航空師団が新編されています。

カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留するサンドミル・アレクサンドル・ネフスキー勲章授与・航空元帥A.I.ポクルイシキン記念第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

チェルニャホフスク飛行場に駐留するノヴゴロド-クライペダ赤旗・航空元帥I.I.ボルゾフ記念第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。



2016年12月初頭から第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊への多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まり、2018年7月初頭までに計8機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した]
2022年1月末には、アップグレード型のSu-30SM2が4機チェルニャホフスク飛行場へ配備されています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された]
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