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ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海でミサイルの模擬発射訓練を実施した

『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年6月9日15時24分配信
【バルト艦隊の艦は仮想敵の施設を破壊した】

作戦演習の枠組みにおける水上及び沿岸の目標への電子ミサイル発射は、バルト艦隊ロケット艦により実行された。
6月8日に西方軍管区広報サービスはロシア国防省の公式インターネットポータルで発表した。

演習はバルト艦隊の海上射爆場で行なわれた。
小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「グラード」ロケット艇「チュバシヤ」、「ディミトロフグラード」で構成される打撃艦グループは、ミサイル複合体「カリブル」及び「モスキート」の電子ミサイル発射を実行した。

発射は、艦からかなり離れた距離に配置された仮想敵の戦闘艦支隊及び沿岸施設を模した標的へ行なわれた。
客観的観測手段は、全ての指定目標へ成功裏に命中した事を確認した。

戦闘演習任務の遂行中、軍事船員は一連の艦上演習を実施した。
乗組員はダメージコントロール、無防備の泊地へ停泊中の対破壊工作防衛、そして更に艦の間の組織的連携及び通信の技量を向上させた。

これに加え、合同航行の要素へ取り組んだ。
バルト艦隊の作戦演習には、40隻の水上戦闘艦艇支援船が参加している。

演習の参加者には、警備艦コルベット、小型ロケット艦、ロケット艇、小型対潜艦エアクッション小型揚陸艦、高速艇、基地掃海艦、泊地掃海艦、物資-装備供給船も含まれる。

演習には35000名以上の軍人、25機の航空機及びヘリコプター、500両の戦闘車両と特殊車両が関わっている事が指摘された。



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現在、バルト艦隊には、新旧合わせて16隻の小型ロケット艦/ロケット艇が配備されており、全てカリーニングラード州バルチースク海軍基地に駐留しています。
この内の5隻は、2010年代後半以降に配備された新型艦(プロジェクト21631プロジェクト22800)です。
[第36ロケット艇旅団]
第1親衛ロケット艇大隊
・プロジェクト12411ロケット艇
R-129「クズネツク」(1985年12月28日就役)
R-257(1986年10月31日就役)
R-187「ザレチヌイ」(1989年3月4日就役)
R-291「ディミトロフグラード」(1991年5月30日就役)
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R-293「モルシャンスク」(1992年3月23日就役)

R-2「チュヴァシヤ」(2000年2月26日就役)
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・プロジェクト22800小型ロケット艦
「ムィティシ」(2018年12月17日就役)
「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)
「オジンツォボ」(2020年11月21日就役)

第106小型ロケット艦大隊
・プロジェクト12341小型ロケット艦
「ズイビ」(1989年9月26日就役)
「ゲイゼル」(1989年12月27日就役)
「パッサート」(1990年12月6日就役)
「リヴェン」(1991年10月25日就役)

・プロジェクト21631小型ロケット艦
「ゼリョヌイ・ドル」(2015年12月12日就役)
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「セルプホフ」(2015年12月12日就役)

「グラード」(2022年12月29日就役)

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カリーニングラード州に駐留するバルト艦隊の艦船部隊は2023年6月5日から15日までバルト海で大規模演習を行なっており、小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「グラード」、ロケット艇「チュバシヤ」、「ディミトロフグラード」も参加しています。
[ロシア海軍バルト艦隊は2023年6月5日~15日までバルト海で大規模演習を実施する]
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