コルベット「ボイキー」は2013年5月16日にロシア海軍へ引き渡される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月6日16時34分配信
【コルベット「ボイキー」は5月16日にロシア連邦海軍へ引き渡される】
モスクワ、5月6日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト20380コルベットの2隻目の生産艦「ボイキー」は、5月16日にロシア海軍へ引き渡される。
月曜日、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」広報サービスは、同艦の国家受領試験の最終段階実施を発表した。
以前、コルベットは5月-6月にバルト艦隊の編制へ加入すると報じられた。
「2013年5月16日12時00分、造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィにおいて、プロジェクト20380コルベットの2隻目の生産艦ボイキーの受領証書への署名及びロシア連邦海軍旗の初掲揚式典が開催されます」
声明では、こう述べられた。
このイベントに先行し、工場航海試験及び国家受領試験は成功裏に実施され、その過程で同艦の全てのシステム及び兵装の試験が行われた。
「ボイキー」はプロジェクト20380コルベットシリーズであり、バルト艦隊の為に建造された。
シリーズのトップ艦「ステレグーシチー」は2007年にバルト艦隊へ引き渡された。
プロジェクト20380艦は、近海ゾーンにおける行動と水上艦及び潜水艦を相手に戦い、更には、海上上陸作戦において海洋揚陸部隊を砲撃支援する為に設計されている。
[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
2005年5月27日に起工され、2011年4月15日に進水したプロジェクト20380コルベット3番艦「ボイキー」は、2012年10月、100mm砲を搭載しないままで航海試験を始めました。
[ロシア海軍最新コルベット「ボイキー」海上試験開始]
[新世代コルベット「ボイキー」は工場航海試験を開始した]
[最新コルベット「ボイキー」、2012年末に就役?]
当初は2012年末にロシア海軍へ引き渡される計画となっておりましたが、100mm砲の納入が遅延した為も有り、引き渡しは翌年(2013年)に延期されました。
納入が遅延していた100mm砲は、2013年1月中旬にようやく設置されました。
[新世代コルベット「ボイキー」に100mm砲が設置された]
2013年2月初頭、バルト艦隊主要基地バルチースクへ到着しました。
[最新コルベット「ボイキー」はバルチースクへ到着した]
2月中旬、工場航海試験を継続する為、バルチースク基地を出港しました。
[最新コルベット「ボイキー」は航海試験を再開した]
更には、A-190-01「ウニヴェルサール」100mm砲の射撃試験も実施されました。
[最新コルベット「ボイキー」は初めて100mm砲を撃った]
3月1日、Ka-27PL対潜ヘリコプターが初めて着艦に成功しました。
[最新鋭コルベット「ボイキー」にKa-27対潜ヘリが初着艦した]
3月15日、最終試験となる国家受領試験が開始されました。
[最新コルベット「ボイキー」の国家試験が始まった]
3月末に対艦ミサイルの発射試験を実施しました。
[最新コルベット「ボイキー」は対艦ミサイルを発射した]
4月上旬に国家受領航海試験は完了しました。
[最新コルベット「ボイキー」の航海試験は全て完了した]
4月15日、最終検査の為に建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ戻ってきました。
[最新コルベット「ボイキー」は最終検査の為にサンクトペテルブルクへ戻った]

以前は2013年5月末-6月初頭にロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[コルベット「ボイキー」は2013年5月末-6月初頭にロシア海軍へ引き渡される]
しかし今回の記事によると、2013年5月16日に受領証書へ署名され、合わせて海軍旗の初掲揚式典も開催されるとの事です。
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