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空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月11日14時29分配信
【最初のMiG-29K飛行隊はインド海軍へ軍備採用された】
ニューデリー、5月11日-ロシア通信社ノーボスチ、アレクサンドル・ネヴァーラ

最新のロシア艦載戦闘機MiG-29K/KUBを装備する最初の部隊である第303インド海軍飛行隊「ブラックパンサーズ」の編入記念式典は、土曜日にインドゴア州で開催された。
ロシア通信社ノーボスチは、ロシア航空機製造組合「ミグ」主席代理人ナターリャ・バランジナより伝えられた。

「式典には、インド国防相アントニー、海軍司令官ジョシ、ムンバイのロシア大使館及び総領事館の代表、ロシア航空機製造組合ミグ総取締役セルゲイ・コロトコフが出席しました。
国防相と海軍司令官は新たな部隊が海軍航空隊の戦闘即応性を向上させるという事に関し喜ぶと表明しました。
式典の最後には空中パレードが行われ、見物席のゲストの為にインド海軍の航空機とヘリコプターが飛行しました。
パレードは3機のMiG-29Kと1機のシーハリアーで完結しました」

バランジナは説明した。

現在、インドへは既に20機のMiG-29K/KUBが納入されている。
「ブラックパンサーズ」の編制には2004年の契約に基づいて納入された16機の機体が含まれている。
これらは、後に航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」へ配備される予定である。

単座型MiG-29K複座型MiG-29KUBは、艦の防空、航空優勢の獲得、精密誘導兵器による水上および陸上目標の破壊任務を、昼夜のあらゆる天候下で遂行する為に開発された「第4++」世代多用途戦闘機である。

戦闘機MiG-29K/KUBは様々な能力特性が改善され、システムおよびユニット集合体の信頼性は向上した。
以前の戦闘機と比較して、MiG-29K/KUBの飛行時間は2倍以上に増加したが、飛行時間のコストは、約2.5分の1に縮小された。
MiG-29KUBの初飛行は2007年1月に実施された。


[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]
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艦載戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは、インド海軍及びロシア海軍で採用されています。

インド海軍向けの第1バッチ(16機)は、2011年末までに納入されました。
[空母「ヴィクラマーディティヤ」の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2011年末までに完了する]

現在は、2010年3月12日に契約された第2バッチ(29機)の生産と引き渡しが行なわれています。
[ロシアとインドは、29機の艦上戦闘機MiG-29Kの購入契約を締結する]

インド海軍のMiG-29K/MiG-29KUBは、第303飛行隊「ブラックパンサーズ」に配備され、ハンザ航空基地(ダボリム空港)に駐留しています。
【第303飛行隊「ブラックパンサーズ」】
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【ハンザ航空基地】
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今回の記事によれば、第1バッチ分の16機と第2バッチの4機の計20機が「ブラックパンサーズ」に配属されているとの事です。

インド海軍には、あと25機のMiG-29K/MiG-29KUBが納入されますから、もう1個飛行隊が編成されるかもしれません。
或いは、シーハリアーを運用している第300飛行隊「ホワイトタイガース」MiG-29K/MiG-29KUBに機種改編する可能性も有るでしょう。

「ブラックパンサーズ」の母艦となる航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、現在、セヴェロドヴィンスクの屋外ドックへ入渠して最後の修理作業を行なっています。
[空母ヴィクラマーディティヤの最後の修理作業が始まった]

「ヴィクラマーディティヤ」は、2013年7月初頭から航海試験を再開し、9月末に完了、11月15日にインドへ引き渡されます。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]
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