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ロシア海軍の新ニートカは2014年初頭に稼働開始する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月12日9時56分配信
【ロシアのニートカ複合体は2014年に稼働開始する】
モスクワ、5月12日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ

ユニークなシミュレータ「ニートカ」(クリミア半島サキ)のロシアの類似物はエイスクで2013年から2014年の境目に稼働を開始する。
ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

航空複合体「ニートカ」(НИТКА-航空隊地上試験訓練複合体)は、艦上航空隊飛行士の訓練の為に使用されている。
このシミュレーター(ニートカ)は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台航空機拘束装置を装備した鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。

「エイスクにおけるニートカ建設作業は計画通りに進んでおり、素晴らしく良質です。
現在、試運転及び調整作業が準備されています。
私は、シミュレータが2013年から2014年の境目に稼働開始する事を期待しております」

総司令官は話した。

彼は、シミュレータが艦載飛行士のみならず、ロシア海軍航空隊飛行士の為の本格的な訓練センターである事を強調した。


2013年5月12日9時03分配信
【ロシアのニートカにはヘリコプター複合体が作成される】
モスクワ、5月12日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ

ロシアニートカには2016年以降にヘリコプター複合体が作成される。
ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

航空複合体「ニートカ」(НИТКА-航空隊地上試験訓練複合体)は、艦上航空隊飛行士の訓練の為に使用されている。
このシミュレーター(ニートカ)は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台航空機拘束装置を装備した鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。

「エイスクのロシア海軍の海洋航空隊飛行士の為の訓練センター作成の枠組みにおいて、ヘリコプター操縦士の為のシミュレータが設計されます」
総司令官は話した。

彼は、海軍総司令部がヘリコプターの着陸を行なう為の海洋特殊プラットフォームの作成を計画していると述べた。
「実際の海洋における不安定な条件下での発着艦要素を練習する為、ニートカにはそれ(海洋特殊プラットフォーム)が存在するでしょう。
プラットフォームは沿岸飛行場にアンカーで固定されます」

総司令官は話した。

彼によれば、技術的課題は既に開発されている。
「この問題に関し、既に専門の設計局は作業を行なっております。
この作業には、少なくとも3年は掛かるでしょう」

総司令官は話した。


記事中で触れられていますが、ウクライナには航空母艦の飛行甲板を模した発着艦訓練施設「ニートカ」が在ります。
[地上試験・訓練複合体「ニートカ」]
[サキ飛行実験センター(ニートカ)]
[Нитка(ニートカ)~知られざる旧ソ連の蒸気カタパルト開発の経緯~]

ソ連邦解体後はウクライナに接収され、ロシアウクライナと協定を結んでニートカを使用しています。

2012年8月、改訂されたニートカ使用協定にロシア・ウクライナ国防相が署名しました。
[ロシアとウクライナは艦上機訓練施設ニートカ使用協定を改訂した]
この改訂された協定により、第3国の「ニートカ」使用が可能となりました。

その一方、ロシアは、クラスノダール地方エイスク市に新たな「ニートカ」を建設しています。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]

以前には、2013年秋に航空機の受け入れ準備が整うと報じられました。
[ロシア海軍の新ニートカ(空母発着訓練施設)は2013年秋から使用可能となる]


今回の記事によれば、2014年初頭から稼働開始されるようです。

更には、ヘリコプター発着訓練の為の特殊施設も建設されるとの事です。

旧ソ連時代の「ニートカ」は艦載機(艦上戦闘機)パイロットの為だけの訓練施設でしたが、今回の新「ニートカ」ロシア海軍航空隊の為の総合訓練センターとなるようです。
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