ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊は紅海に居る


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月13日12時29分配信
【太平洋艦隊艦船は数十年ぶりに地中海へ入る】
ウラジオストク、5月13日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ
ウラジオストクから地中海へ向かっている太平洋艦隊艦船支隊は紅海へ入り、スエズ運河通過準備を進めている。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。
「支隊は紅海に位置しており、スエズ運河を通過して地中海へ出る為の準備を進めています。
ここ数十年以来、初めて太平洋艦隊艦船は同海域へ入ります」
対談者は説明した。
彼によると、太平洋艦隊の為の新たな海洋舞台は、世界の大洋における新たな航路開発の第1歩となるだろう。
「5月中旬に太平洋艦隊の艦船は地中海へ入り、5月17-20日にはキプロスのリマソール港を訪問する予定です」
マルトフは話した。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、2隻の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」と「ペレスウェート」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクから世界の大洋での戦闘勤務へと向かった。
支隊は、ロシア連邦海軍地中海戦隊形成の枠組みにおいて同海域へ派遣された。
太平洋艦隊艦船支隊は、戦闘航海中に太平洋からインド洋へ移動し、ペルシャ湾及びアラビア海からアデン湾を通過した。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]
3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]
4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊と南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]
その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]
当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
4月下旬、支隊は2手に分かれ、イランのバンダレ・アッバースとオマーンのサラーラへ入港しました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた]
4月22日、サラーラ寄港組は一足先に出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の支援船はサラーラでの物資補充を終えた]
4月24日、バンダレ-アッバース寄港組の3隻も出港し、夕方にインド洋で合流しました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はインド洋で合流した]
5月15日に地中海へ入る予定です。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊は5月15日に地中海へ入る]
ただし、5月15日に地中海へ入ると発表したのはロシア連邦国防省(ロシア海軍総司令部)広報サービス部ですが、今回、太平洋艦隊広報サービス部長ローマン・マルトフ氏は、5月中旬に地中海入りするとしか述べていません。
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