バルト艦隊と黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ入港した


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【海軍は地中海の艦隊間グループの構成のローテーションを行った】
2013年5月15日
ロシア海軍総司令部は、このエリアにおける軍事的・政治的状況の悪化に関連し、地中海で行動中の艦隊間グループの艦構成のローテーションを実施した。
状況に精通したロシア連邦海軍総司令部の情報提供者は伝えた。
「バルト艦隊の大型揚陸艦カリーニングラード、アレクサンドル・シャバリン、黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは、地中海における戦闘勤務の課題を遂行後、本日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
艦隊間グループの構成のローテーションの枠組みにおいて、地中海へ到着する大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフが率いる太平洋艦隊艦支隊と交代します」
対談者はイタル-タスへ話した。
彼によると、「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、そして「アゾフ」は、 ノヴォロシースクに数週間滞在する。
これは「航海の間の規則」である。
彼等(大型揚陸艦3隻)には「点検及び長期航海中に生じた機器とユニットのトラブルの除去」が提供されると情報提供者は説明した。
更には、水、燃料、食料の在庫が補充され、乗組員は休養と充電の機会を得る。
「ノヴォロシースクへの滞在が終わった後、艦は再び戦闘勤務の為に地中海へ行きます。
もしも必要ならば、シリアのタルトゥース港-ロシア海軍物資・技術供給所-へ寄港します」
情報提供者は伝達した。
5月5日、ロシア海軍の常時グループを地中海に形成するというセルゲイ・ショイグ国防相の決定の枠組みにおいて、太平洋艦隊艦船支隊がスエズ運河へ向かった事が想い起される。
3月11日、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、地中海に常時駐留する作戦部隊を形成すると発表した。
地中海の艦船作戦部隊作成の詳細については、ロシア国防省が2月末に話を始めた。
大型揚陸艦「アゾフ」は4月上旬に出航し、地中海入りしました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは地中海へ行く]
4月中旬、北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」と演習を行ないました。
[ロシア北方艦隊と黒海艦隊の艦船は合同演習を行なった]
4月23日、イタリアのメッシーナへ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年4月23日15時27分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」はイタリアのメッシーナ港へ到着した】
5月初頭にはイスラエルを訪問しました。
[ロシア海軍の軍艦は歴史上初めてイスラエルを訪れる]
[ロシア軍艦は歴史上初めてイスラエルを訪問した]
バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は、2012年12月17日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
2013年1月下旬、黒海と地中海で実施されたロシア海軍3艦隊合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]
2013年3月中旬、レバノンのベイルートを訪問しました。
[ベイルートにロシア海軍旗は翻った]
[ロシア海軍艦船はベイルートを訪れた]
3月末には黒海の「抜き打ち演習」へ参加しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海の「抜き打ち演習」に参加した]
4月中旬にはシリアのタルトゥースへ物資のストックを輸送しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はロシア海軍補給物資供給所タルトゥースへ物資のストックを運ぶ]
バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は、これまでにもノヴォロシースクへ何度も寄港しています。
1回目:2013年1月17日
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]
2回目:2013年2月9日
[バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再びノヴォロシースクへ入港した]
3回目:2013年3月27日
[バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は3度ノヴォロシースクへ入港した]
4回目:2013年4月24日
[工作船PM-138は地中海へ行く]
今回で5回目になります。
この大型揚陸艦3隻と交代する太平洋艦隊艦船部隊(大型揚陸艦2隻を含む)は、間もなく地中海へ入ります。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊は紅海に居る]
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