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第4のプロジェクト22350フリゲートは2013年末-2014年初頭に起工される

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『イタル-タス通信サンクト-ペテルブルク支局』より
2013年5月16日14時20分04秒配信
【「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」はロシア海軍の為の第4の遠海ゾーンフリゲートを2013年末-2014年初頭に起工する】
サンクト-ペテルブルク、5月16日/イタル-タス特派員レフ・フローロフ

ロシア造船業界は「フリゲート」タイプの遠海ゾーン艦の建造を続ける。
このシリーズの第4の艦は2013年末-2014年初頭にサンクト-ペテルブルク造船会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工される。
イタル-タスは、「統合造船業営団」国家防衛発注供給部長アナトーリー・シレモフより伝えられた。

本日、彼は、同社で建造されたコルベット「ボイキー」ロシア海軍への引き渡し式典に出席した。

進水しているプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」は2014年に海軍へ納入される予定である。
現在、造船所には、2隻のプロジェクト22350フリゲートシリーズ-「アドミラル・カサトノフ」「アドミラル・ゴロフコ」が建造されている。

このプロジェクトの最初の生産フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は2009年に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工された。
排水量4500トン、全長130メートル、幅16メートル、吃水4.5メートル。
艦には出力65000馬力のディーゼル-ガスタービン動力装置が設置されている。
最大航行速度は29ノット。
艦は誘導ロケット、砲、電子電波機器、その他の兵器から成る兵器複合体を搭載する。

今後15-20年間で、ロシア海軍は20隻までの遠海ゾーン艦を必要としている。
その建造の為の基礎は、単独或いはグループの一員としての航海において戦闘任務を遂行する汎用能力を有するフリゲート/警備艦プロジェクト22350となる。


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[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

【プロジェクト22350フリゲートの模型】


現在までに、プロジェクト22350フリゲートは3隻が起工されています。

アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ
Адмирал флота Советского Союза Горшков
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2014年就役予定

アドミラル・フロータ・カサトノフАдмирал флота Касатонов
2009年11月26日起工/2012年進水予定/2014年就役予定

アドミラル・ゴロフコАдмирал Головко
2012年2月1日起工


これに続く4番艦は、今年末か来年初頭に起工されるようです。
[プロジェクト22350フリゲートの4番艦が起工される]


「アドミラル・ゴロフコ」起工から20日後の2012年2月21日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、更に6隻のプロジェクト22350フリゲートの建造契約を締結しました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はコルベット6隻とフリゲート6隻の建造契約を締結した]

この契約に基づくフリゲートの1隻目が2013年末-2014年初頭に起工されるという事でしょう。

今回の記事によると、1番艦「アドミラル・ ゴルシコフ」は、2014年にロシア海軍へ引き渡されるとの事です。
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[新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」、2014年春に就役?]

[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]
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