ロシア海軍総司令官はロシア将来原子力空母について語った

13-0520b.jpg
『アルムス-タス』より
2013年5月18日13時12分配信
【ロシアが造る新たな原子力航空母艦は、世界中の全ての既存の同クラスの艦よりも優れていなければならない-海軍総司令官】
モスクワ、5月18日(アルムス-タス)

ロシアが造る新たな原子力航空母艦は、世界中の全ての既存の同クラスの艦よりも優れていなければならない。
イタル-タスは、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将より伝えられた。

「我が海軍の為の新たな将来原子力航空母艦の概要の作成作業は続けられています。
この作業は、サンクト-ペテルブルクの一連の設計局及び防衛産業企業体組織により主導されています。
将来航空母艦の概要作成作業の結果について、ロシア連邦国防省及び海軍総司令部は定期的に報告を受けております」

彼は話した。

「私達が航空母艦を必要とするのは、昨日でも無ければ今日でも無い。
それは水上艦グループ、潜水艦、軌道宇宙装置グループと共同で任務を遂行できる真の将来艦です。
それは、如何なる複雑な環境、如何なる海洋及び大洋の軍事活動舞台においても、広範囲に渡り戦闘活動を実施出来る機会を有していなければなりません」

総司令官は説明した。

彼によると、新たなロシア航空母艦は、耐航性、戦闘力、機能特性において「このクラスの既存の全ての艦よりも優れていなければなりません」
「これは、私達の業界にとっては非常に厳しい条件ですが、私達は、それを諦める事は有りません」
チルコフ
は強調した。

現在、ロシア海軍の編制には、北方艦隊の軍備として在籍する唯一の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」のみが存在する。
同艦は2020年までに近代化する為のプログラムが有る。
13-0520a.jpg

2012年12月、チルコフは、新たな国産航空母艦のシリーズ建造は2012年から始まると発表した。
「2021-2030年の期間中に、私達の戦闘ポテンシャルは増大し、海洋航空複合体を構成する将来航空母艦、第4世代多用途原子力潜水艦、大洋、遠海及び近海ゾーンの多用途艦のシリーズ建造が提供されます」
彼は続けて話した。

チルコフは、海洋航空複合体の作成は、単に航空母艦のみの建造では無く、駐留所、必要なインフラストラクチュア、飛行装置、乗組員訓練センターも含まれると説明した。


2012年5月6日にロシア海軍総司令官に就任したヴィクトル・チルコフ提督は、これまでにも将来航空母艦について何度も発言しています。
[ロシアは新たな駆逐艦及び巡洋艦及び空母の建造計画を続行する]
[ロシア海軍は空母を必要とする]

2012年12月下旬には、将来航空母艦「前世代の重航空巡洋艦とは違い、大きな排水量を有する根本的に新しい汎用戦闘艦とならなければならない」と述べています。
その主要兵器は「空中で、海上で、水中で、そして多分宇宙で動作する有人及び無人(ロボット化された)戦闘手段」
つまり、有人艦載機無人艦載機になると。
[ロシア海軍総司令官は語る]


そして今回、チルコフ提督は、ロシア将来原子力航空母艦は、世界中の既存の同クラスの艦(つまり航空母艦)よりも優れていなければならないと述べました。

「世界中の既存の同クラスの艦」というのは、おそらくはアメリカ合衆国原子力空母「ニミッツ」級(1975-2009年に10隻就役)、原子力空母「エンタープライズ」(2012年12月1日退役)、そしてフランス原子力空母「シャルル・ド・ゴール」(2001年)といった既存の正規空母(CTOL空母)を指しているものと思われます。

以前のチルコフ提督の談話によれば、ロシア将来航空母艦の主要兵器は搭載機(有人機無人機)との事ですから、搭載能力で「既存の同クラスの艦」よりも優れていなければならないと言う事でしょうか。


なお、チルコフ提督とは別に、2012年11月末、ロシア連邦政府軍事産業委員会の関係者も将来航空母艦について述べています。
[ロシアは新たな原子力空母を開発する]
スポンサーサイト