黒海艦隊の大型揚陸艦2隻はロシア海軍地中海合同グループに参加した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月20日14時46分配信
【2隻の戦闘艦がロシア連邦海軍地中海戦隊に参加した】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」と「アゾフ」は地中海艦隊間グループの構成に入った。
月曜日、黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は記者団に伝えた。
以前、セルゲイ・ショイグ国防相は、地中海におけるロシアの利益を保護する為、常設海軍作戦部隊の独立管理部の創設が必要であると表明した。
ロシアは地中海戦隊の形成を開始し、太平洋艦隊艦船支隊を同海域へ派遣した。
「部隊の計画ローテーションにより、黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフとアゾフは地中海での任務遂行を開始しました」
トルハチェフは話した。
彼は、地中海グループには、現在、太平洋艦隊、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の艦船が関与している事を想い起した。
それは、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「ペレスウェート」、「アドミラル・ネヴェリスコイ」、救助曳船「アルタイ」、SB-921、「フォーチィ・クリロフ」、浮揚工場PM-138、給油船「レナ」、「ドゥブナ」、「ペチェンガ」である。
今回の記事によれば、現在、地中海に展開するロシア海軍4艦隊合同グループは、以下のような構成になっています。
[ロシア海軍地中海グループ]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(太平洋艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ペレスウェート」(太平洋艦隊)
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(太平洋艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「SB-921」(バルト艦隊)
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」(太平洋艦隊)
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊)
中型海洋給油船「ドゥブナ」(北方艦隊)
中型海洋給油船「ペチェンガ」(太平洋艦隊)
バルト艦隊からは、他に2隻が地中海へ派遣されていますが、今は黒海沿岸のノヴォロシースクで休養中です。
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」は4月上旬に出港し、イタリアとイスラエルを訪問した後、5月15日にバルト艦隊の大型揚陸艦2隻と共に黒海沿岸のノヴォロシースクへ入港しています。
[バルト艦隊と黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ入港した]
その後、「アゾフ」は、また出港して地中海へ向かったようです。
太平洋艦隊艦船部隊は5月15日に地中海へ入り、5月17日にキプロス島を訪問しました。
[ロシア太平洋艦隊艦船は地中海へ入った]
[太平洋艦隊の軍艦はキプロスを訪れた]
北方艦隊艦船部隊は4月末にマルタ島へ寄港しています。
[北方艦隊の艦船はマルタ島を訪れる]
今回の記事によれば、その後も地中海に居るようです。
バルト艦隊艦船部隊は5月上旬にギリシャへ寄港しました。
[バルト艦隊地中海派遣部隊はギリシャを訪れる]
こちらも地中海に居るようです。
浮揚工場PM-138は4月25日にセヴァストーポリを出港、4月26日にボスポラス海峡を通過しました。
[工作船PM-138は地中海へ行く]
[ロシア海軍の工作船PM-138はボスポラス海峡を通過した]
今はシリアのタルトゥースに居ます。
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