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戦略原潜ボレイ級乗員が船室に不満を持っているという報道はデマである

2013年5月中旬、『イズベスチヤ』は、ロシア海軍新世代戦略原潜「ボレイ」級の乗員は船室に不満を持っており、これを受けて海軍総司令部は改善要請を準備していると報じました。
[ボレイ級原潜乗員は船室に不満を持つ]

そして今日、ロシア海軍広報部長(公式代理人)は、『イズベスチヤ』の報道を否定しました。


『イタル-タス』より
2013年5月20日11時44分配信
【海軍総司令部は「ボレイ」級原子力潜水艦の士官が潜水艦の船室のレイアウトに不満を持っているというメディア報道を「デマ」と称した】
モスクワ、5月20日/イタル-タス

ロシア海軍総司令部は、新たな戦略ロケット原子力潜水艦「ボレイ」級乗組員の士官が船室のレイアウトの悪さと潜水艦乗員の為の快適な居住条件を欠いている事に不満を持っているという複数のロシアメディアの報道を否定する。

「これらの報道は、全く事実と一致しておらず、定期的に現れるジャーナリストのデマに過ぎません。
それは既に、彼らにはプロ意識が欠如している事を証明しています」

本日、イタル-タス海軍の公式代理人より伝えられた。

「ユーリー・ドルゴルーキーとアレクサンドル・ネフスキーの乗員は、既に数年間艦内に居住しておりますが、その間に、快適性の欠如に関する苦情は表れませんでした」
海軍の代理人は指摘した。
更に彼は続けて述べた。
「セヴマシュ指導部と白海海軍基地司令部は、定期的にボレイの製造と試験に関する問題を議論する合同会議を開いております。
これらの会議で、新たな水中ロケット艦の船室のレイアウトの悪さについての問題が提起された事など、一度たりとも有りませんでした」


「従いまして、海軍総司令部は、ボレイの士官船室のレイアウトを変更する計画を有していないと申し上げることが出来ます。
ただ単に、そのような必要は有りませんから」

ロシア海軍の公式代理人は強調した。


記事中では名前は出ていませんが、現在のロシア連邦海軍公式代理人(広報サービス・情報管理部代表)は、アンドレイ・タラマン1等海佐です。
【ロシア海軍情報供給課長アンドレイ・セメノヴィチ・タラマン】

タラマン氏は、『イズベスチヤ』を名指しはしていませんが、その報道を「デマ」と断定しました。

タラマン氏は、以前にも『イズベスチヤ』の報道を否定しています。
[ロシア海軍の潜水艦からエンブレムが廃止される事は無い]
この時には「無能」呼ばわりしています。
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