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ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの艦尾部分は2013年秋にフランスへ送られる

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年5月20日16時18分配信
【ロシアは最初の「ミストラル」の艦尾を今年秋にフランスへ引き渡す】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは今年秋に最初の「ミストラル」型ヘリコプター空母の艦尾を組み立ての為にフランスへ引き渡す。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは国防相代理ユーリー・ボリソフより伝えられた。

「今年は、私が思いますに、秋には組み立ての為の移動が行なわれるでしょう」
ボリソフは、「バルト工場」における艦の作業の進行状況に関するロシア通信社ノーボスチの質問に対し、こう話した。
彼は、作業がスケジュールに沿っている事を指摘した。

「私共は、1隻目と2隻目のミストラルを、2014-2015年に供給するという条件の契約を締結しております」
国防相代理は想い起した。

ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造する為の契約は2011年6月に署名された。
最初の艦「ウラジオストク」は2014年にロシア海軍へ軍備採用され、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年になるとみられる。
既に報じられているように、これらの艦は太平洋艦隊に駐留する。

フランスサン-ナゼールでは2013年2月1日に、乾ドックで最初の艦の起工式典を開催し、最初の艦首区画を取り付けた。
その後、(ロシア)統合造船業営団の代理人は、ロシアが、近い内にフランスへ送られるべき同艦の艦尾部分の30個の小区画を建造していると表明した。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。
乗組員160人の他、ヘリコプター空母は更に450人を収容可能である。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

1番艦「ウラジオストク」は、2013年9月進水予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2013年9月に進水する]
ロシア海軍への引き渡しは2014年を予定しています。

建造中のロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」(2013年4月中旬)

フランスのサンナゼール造船所
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サンクト-ペテルブルクのバルト工場(艦尾部分)
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今回の記事によると、サンクトペテルブルクバルト工場で建造されている艦尾部分は、今年秋にフランスサンナゼール造船所へ送られ、ここで結合されるとの事です。
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