ボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは蒸気タービン機関の試験を行なった

公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
【「ウラジーミル・モノマーフ」は蒸気を受け入れた】
2013年5月21日
原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、係留試験の最も重要な段階の1つを成功裏に終えた。
第4世代ロケット艦へ沿岸から蒸気が送られ、蒸気タービン機関の試験が実施された。
外部機器の支援を受けて原子力タービンの試験が行われた。
「沿岸からの蒸気受け入れの提供に関する困難な課題が造船所の前には立ちはだかっていました」
原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」納入責任者エドゥアルト・ウソフは言った。
「作業時間は縮小され、スケジュールは、かなりハードでした。
私共が管理する我が専門技術者のお蔭により、更に我々は全力全開で期間内に試験を完了させる所存です」
潜水艦には既に国家管理委員会の原子力安全監督官が乗り込んでおり、主要動力装置の始動を実施する権限を与えられている。
作業は成功裏に実施されている。
セヴマシュ係留岸壁での係留試験完了後、今年夏に原子力潜水艦は工場航海試験の為に海洋へ出航する予定である。
2012年12月30日、セヴマシュ造船台で水中ロケット艦の進水式典が開催された事が想起される。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、プロジェクト「ボレイ」(設計-公開株式会社「海洋工学中央設計局ルビーン」)の3番艦である。
それは、戦略用途ロケット水中巡洋艦のクラスに属する。
原子力潜水艦の建造に当たり、騒音を低減する最新の成果が使用された。
このプロジェクトのロケット水中巡洋艦は、21世紀のロシア海洋戦略核戦力の基礎となる。
公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」広報サービス:スヴェトラーナ・スヴァトコフスカヤ
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水しました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフ進水(セヴマシュ公式サイト)]
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフは進水した]
2013年1月18日、「セヴマシュ」造船所の岸壁に係留されました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフの係留試験が開始された]
以前の報道によると、「ウラジーミル・モノマーフ」は2013年6月までに動力試験を含む係留試験を完了するとの事です。
[新世代戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジーミル・モノマーフの動力試験は2013年6月までに完了する]
今回の記事によれば、「ウラジーミル・モノマーフ」は、陸上から蒸気を送り込んで艦の原子力蒸気タービン機関の動作試験を行なったとの事です。
つまり、未だ同艦の原子炉は起動されていないようです。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、今年(2013年)末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2013年に3隻の原子力潜水艦を受領する]
引き渡し後は、太平洋艦隊へ配備されます。
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
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