艦上戦闘機Su-33は空対空ミサイル発射訓練を行なった
- カテゴリ:艦上戦闘機Su-33

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年5月23日11時12分配信
【北方艦隊の艦上航空隊飛行士は「空対空」ミサイルの実弾発射を実施した】
北方艦隊海洋航空隊の独立艦上戦闘機航空連隊の艦上航空隊飛行士は、高機動な敵の有人機及び無人空中攻撃手段を迎撃、破壊する為に作られた「空対空」級ミサイルの実弾発射を実施した。
艦載戦闘機Su-33の教育訓練飛行はバレンツ海水域の北方艦隊戦闘訓練射爆場上空で実施された。
海洋飛行士は複雑で高度な操縦飛行術の要素、中高度と低高度における攻撃および防衛戦闘機動を用いた空中戦闘戦術の練習を仕上げた。
間もなく北方艦隊海洋航空隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、海洋における北方艦隊の対空防衛を保障する為の訓練任務を実施し、艦載戦闘機の全ての兵器複合体を使用して仮想敵の艦船グループ及び沿岸施設への攻撃、敵の艦船部隊の攻撃から艦隊の艦船グループの保護を実行する。
独立艦上戦闘機航空連隊の戦闘機飛行士の飛行技量はトップクラスである。
彼らは、世界で唯一、極地緯度という環境下において重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の甲板への着艦を実行できる。
北方艦隊海洋航空隊の最新世代の6名の艦上飛行士は、飛行技量の改善において示された勇敢さと剛毅さに対し、ロシア連邦英雄の称号を授与されている。
記事中にある「独立艦上戦闘機航空連隊」の正式名称は「ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」と言います。
同連隊は、2個飛行中隊で構成されています。
機体は全て艦上戦闘機Su-33です。
[第1飛行中隊]1-я Эскадрилья
60号機、61号機、62号機、64号機、66号機、67号機、68号機、71号機、72号機、76号機
[第2飛行中隊]2-я Эскадрилья
77号機、78号機、80号機、81号機、83号機、84号機、85号機、86号機、87号機、88号機
第279航空連隊は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク軍港の南方に位置するセヴェロモルスク-3基地に駐留しています。

2012年8月26日のセヴェロモルスク-3基地



18機の艦上戦闘機Su-33と4機の艦上練習機Su-25UTGが確認できます。
更には、1機のMiG-29Kと1機のMiG-29KUBも居ます。

今回の記事によると、第279航空連隊のSu-33は空対空ミサイルの実弾発射訓練を実施しました。
更には、他の兵装を用いた対艦・対地攻撃訓練も実施するようです。
『スホーイ商会』公式サイトより
【艦上戦闘機Su-33の武装】
射撃兵装:内蔵式30mm機関砲
空対空ミサイル:R-27R1(パッシブレーダー誘導)、R-27T1(赤外線誘導)、R-73E(赤外線誘導)
無誘導弾:S-8KOM、S-80M、S-8BM、S-13T、S-130F、S-25-OFM-PU
航空爆弾:50kg、100kg、250kg、500㎏
1回使用爆弾投下装置:RBK-500
増加燃料漕:設置できない
懸架箇所:12
- 関連記事
-
- ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた
- ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33はロシア空軍の戦闘機Su-27と合同演習を行なった
- 艦上戦闘機Su-33はバレンツ海で戦闘訓練を行なった
- 艦上戦闘機Su-33は空対空ミサイル発射訓練を行なった
- ロシア海軍空母航空隊は訓練を行なう
スポンサーサイト