ロシア海軍3艦隊連合グループは9月にカリブ海へ行く


ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』より
2013年5月20日午前18時21分
【「モスクワ」はグループを率いる】
北方、バルト、黒海艦隊連合艦船支隊は大西洋における戦闘勤務の課題を遂行中に戦略航空隊及び潜水艦との連携行動を果たし、更にはキューバ及びニカラグアの港へ寄港する。
大西洋を航海する海軍艦隊間グループは黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」に率いられ、北方艦隊及びバルト艦隊の艦船とジブラルタル海峡水域で合流する。
9月、ロシア艦船はキューバのハバナ港とニカラグアのコリントを業務寄港の為に訪れる。
ベネズエラの主要港ラグアイラへ寄港する可能性も有る。
その他の訪問場所については、現在、軍事外交ラインで調整が行なわれている。
インタファクス-AVNによると、大西洋においてグループ艦船の演習中にロシア連邦戦略航空隊及び北方艦隊の戦略潜水艦との連携行動を果たす。
加えて黒海艦隊の巡洋艦は主要打撃複合体P-1000「ヴルカーン」の最大射程でのミサイル発射を実施する。
新たな複合体が設置される前、巡洋艦はインド洋において対艦複合体「バザーリト」の発射を行なった。
巡洋艦「モスクワ」を旗艦とする3艦隊(黒海・バルト・北方艦隊)連合グループのラテンアメリカ遠距離航海については、5月13日にロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将より発表されています。
[ロシア海軍3艦隊合同グループは2013年秋にラテンアメリカへ行く]
今回の記事によると、黒海艦隊の巡洋艦「モスクワ」はジブラルタル海峡付近で北方艦隊及びバルト艦隊の艦船と合流して合同グループを形成し、中南米へ向かうとの事です。
寄港先は、今の所、キューバのハバナとニカラグアのコリントが確定、ベネズエラのラグアイラはほぼ確定、更に他の港への寄港も交渉中のようです。
ニカラグアのコリント港は太平洋側に在るので、ここを訪れるためにはパナマ運河を通過しなけれなりません。
以前には2008年9月下旬から2009年3月上旬に掛けて北方艦隊の艦船がベネズエラ、パナマ、ニカラグア、キューバを訪問しています。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]
この時には、北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」がパナマ運河を通過しました。
[大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、パナマへ]
[「アドミラル・チャバネンコ」、ロッドマン港を訪問]
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