コルベット「ステレグーシチー」は露米仏英海軍合同演習FRUKUS-2013に参加する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年6月4日14時11分配信
【コルベット「ステレグーシチー」は演習「FRUKUS-2013」に参加する】
モスクワ、6月4日-ロシア通信社ノーボスチ
バルト艦隊の一員であるロシア戦闘艦「ステレグーシチー」はフランスの国際演習「FRUKUS-2013」に参加する。
火曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。
「国際演習にはロシア海軍からバルト艦隊のコルベット"ステレグーシチー"が参加します。
更に演習には、フランス海軍のフリゲート"プリモゲ"、ブリテン海軍のフリゲート"サザーランド"、アメリカ合衆国のフリゲート"ニコラス"が関与する事になります」
マトヴェーエフは、「FRUKUS-2013」組織課題の最終会議の後に、こう述べた。
演習本部はフランスのブレスト市に展開する。
演習は2段階に分かれ、フランス海軍基地ブレスト沿岸及びフランス北西海岸の周辺海域で行われる。
「FRUKUS」の主な目的は、国際連合の後援の下で国際作戦を実施する為の海軍の協同作戦行動に取り組む事にある。
これらの作戦行動には、海賊対処、機敏な技術(Sensitive List)の拡散への対処、様々な人道支援活動が含まれている。
毎年恒例の国際演習「FRUKUS」の特徴は、フランス、ブリテン、アメリカ合衆国の海軍が、NATOの軍事・政治的ブロックを外れて参加している事にある。
FRUKUSは、この演習に参加する4ヶ国France、Russia、United Kingdom、United Statesの頭文字の略です。
当初はロシア、アメリカ、ブリテンの3ヶ国の「RUKUS」として1993年に初めて実施されました。
当時は図上演習のみでしたが、1996年から海洋での演習が行なわれるようになりました。
2003年にフランスが加わり、FRUKUSとなり、現在まで毎年行われています。
ただ、2008年の「FRUKUS-2008」はロシアとフランスだけが参加しました。
[フランス海軍フリゲート、ウラジオストク訪問]
昨年(2012年)6月末に実施された「FRUKUS-2012」には、バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が参加しました。
[バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、国際海軍演習「FRUKUS-2012」に参加する]
今年6月24日から7月2日までフランス沖で実施される「FRUKUS-2013」にも、当初は警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が参加する予定でした。
[露米仏英海軍合同演習FRUKUS-2013の最終打ち合わせが行なわれる]
しかし、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、現在、地中海東部に居ます。
[黒海艦隊の大型揚陸艦2隻はロシア海軍地中海合同グループに参加した]

この為か、「代打」として同じバルト艦隊の新世代コルベット「ステレグーシチー」が参加する事になったようです。
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