ロシア海軍の地中海における存在は「武力による脅し」では無い
- カテゴリ:ロシア海軍地中海作戦連合部隊創設


『イタルタス』より
2013年6月6日16時30分配信
【ウラジーミル・プーチン:ロシア海軍の地中海常時存在は「武力による脅し」では無い】
モスクワ、6月6日/イタルタス
ロシア海軍の地中海常時存在の復活は「武力による脅し」では無い。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍中央指揮所におけるテレビ会議中に表明した。
「地中海におけるロシア海軍の常時存在の復活-これは、武力による脅しの兆候を示すものではありません。
私共は、たいへん多くの事を我々のパートナーと共に行なっております。
犯罪組織の脅威に関連するNATO加盟国のパートナーを含め、そして更には、数多くの海賊対処活動を含め」
プーチンは話した。
彼は、ロシア海軍グループには、最新艦及び最新兵器が適時に装備される予定である事を指摘した。
大統領は、ロシア海軍将兵は、地中海ゾーンに存在する全てのパートナーと同様、地中海エリアの他の国とも良好な関係とパートナーシップを確立する事を確信していると表明した。
「私は、あなた達全ての成功を祈ります。
キール下の7フィートが有らんことを(幸多からん事を)。
私は、全ての国家指導者及び国防省の任務が効率的かつ適切な水準で実行される事を切に願っております」
国家元首は話した。
[ロシア海軍地中海作戦部隊創設]
ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日に編成され、同日から任務の遂行を始めました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
[ロシア海軍地中海作戦部隊は約10隻の艦で構成される]
ロシア海軍の地中海展開は現在のシリア情勢に関連するものだと言われていますが、未だシリア内戦が始まってもいない2007年8月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリン提督は、既にロシア海軍の地中海常時展開の復活の意向を表明しています。
[ロシア海軍は、再び地中海に存在を示さなければならない]
そもそも、ロシア海軍は18世紀後半(エカチェリーナ2世の治世下)から地中海で活動しています。

ロシア黒海艦隊が創設されたのは1783年5月13日ですが、それよりも10年以上前の1770年、地中海に面したフランス沿岸コート・ダジュール(ヴィルフランシュ)にはロシア海軍基地が置かれていました。
[ロシア下院国防委員長はロシア海軍地中海作戦部隊について語った]
地中海は、昔からロシア海軍にとっての主要活動舞台だったのです。
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