ミストラル級は寒冷海域でも使用できる
- カテゴリ:ロシアのミストラル級導入見直し問題

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年6月18日21時02 分配信
【国防省は「ミストラル」が寒冷海域で動作しないという事に対し反論した】
ルブルジェ、6月18日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシアの為にフランスで建造されているヘリコプター空母「ミストラル」が寒冷海域での動作に適していないなどという情報は憶測に過ぎない。
ロシア国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団に表明した。
「それ(ミストラル級)は、寒冷海域でも動作するでしょうね。
この件に関しては、燃料や他の事でも数多くの憶測が流布されたものですが。
艦の全ての特性は、このクラスの艦の使用条件に適合しておりますよ。
戦術的な使用条件に関しましては、海軍総司令部が決める事ですので」
ボリソフは話した。
彼は、ロシアとフランスは2隻の「ミストラル」の契約を確定している事を想起した。
「ええ、私共は、2隻のミストラルを国家軍備プログラムの資金拠出に組み込んでおりますよ。
ですが、今日には無理でしょうね。
次のヘリコプター空母の契約は、まだ実現しておりませんしね」
ボリソフは話した。
彼によると、契約では、ロシアにおいて、ヘリコプター空母をフランスのように建造する機会が提供されている。
「私共は、自分自身で建造するか、或いは、フランス側が建造に参加するか、或いは、申し訳ないが断念させて頂くのかについて言わせて頂きますと、今のところ、当方は2隻で充分です。
私共は、この計画についての全ての選択肢が在ります」
ボリソフは話した。
[ロシアのミストラル級導入見直し問題]
今年1月、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは、「ミストラル」級は低温地帯では使用できないと発言し、物議を醸しだしました。
[ミストラル級は低温地帯では使用できない]
今回のボリソフ国防相代理の発言は、これを否定するものです。
ボリソフ国防相代理は、2012年12月下旬にロシアが「ミストラル」級3番艦及び4番艦の建造を断念したと報じられた事に対し、即座に反論、否定しています。
[「ロシア国防省の新しい指導部」は自国でのミストラル級ヘリ空母の建造を断念する決定を下していない]
今回の記者会見でも、ボリソフ氏は「ミストラル」級3番艦及び4番艦の建造に関し、含みを持たせています。
この他、「ミストラル」級の燃料に関する憶測も流布されましたが、これはロゴージン副首相自身が否定しています。
[ロシア製燃料はヘリ空母ミストラルに使用できる]
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