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ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する

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『イタルタス』より
2013年6月20日8時58分配信
【水上ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はセヴェロドヴィンスク造船所のドックから進水し、修理と近代化を完了する】
アルハンゲリスク、6月20日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ

本日、北方艦隊水上ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、防衛造船所「艦船修理センター・ズヴェズドーチカ」の船台ドックから進水する。
水上で修理及び近代化を完了させる為に。
イタルタスは、工場広報サービス部長リュドミラ・シリンジナより伝えられた。

原子力潜水艦の修理と近代化、解体を専門とする同社の歴史上初めて、ドック上に大型水上艦が入渠した。
「マルシャル・ウスチーノフ」は、2011年6月30日に「ズヴェズドーチカ」へ到着した。

同社総取締役ウラジーミル・ニキーチンによると、水上ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、今年の工場納入プログラムに記載されている。
「艦は初めて工場の契約下で修理が行なわれ、以前には駐留地において機器状態の予防保守が行なわれていました。
無論、数多くの修復と交換が必要な為、幾つかの困難が生じました」
ニキーチン
は指摘した。
「ウスチーノフの為に、私共には最初の同級の水上艦の作業経験が有りました。
駆逐艦ベッストラーシヌイ/アドミラル・ウシャコーフは修理を成功裏に終えました」


ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は1978年にニコラエフ造船工場で起工された。
1986年9月、北方艦隊の戦闘編制へ受け入れられた。
1994年から1997年までサンクトペテルブルク株式会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で近代化された。

公開情報によると、「マルシャル・ウスチーノフ」プロジェクト1164ロケット巡洋艦「アトラント」 である。
排水量-11280トン、全長-187メートル、幅-20.8メートル、速力-32.5ノット/時速約60km、航続距離-約8000海里、乗員-610名。
主要兵装-16基の超音速対艦有翼ミサイルP-500「バザーリト」(核弾頭を搭載できる)発射装置。

ロシア海軍の構成には、同型の3隻のロケット巡洋艦が在る。
「モスクワ」-黒海艦隊、「ワリャーグ」-太平洋艦隊、「マルシャル・ウスチーノフ」-北方艦隊


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【「ズヴェズドーチカ」は全ての「アトラント」を修復する】
2013年6月20日

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に続き、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は他のプロジェクト1164「アトラント」艦の修理を実施する予定である。
6月20日のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の造船所の船台ドックからの進水式典において、公開株式会社「艦船修理センター・ズヴェズドーチカ」総取締役ウラジーミル・ニキーチンは表明した。

他の2隻のプロジェクト「アトラント」艦-黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」太平洋艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、近年中にセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」造船所へ到着し、機器準備状態の回復と各兵器システム及び機器の近代化作業が実施される。

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、定期修理と近代化の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」へ2011年6月末に到着した。
巡洋艦の定期修理の為の国家契約への署名は2011年末に行なわれた。
修理作業は2年間に渡り実施される計画であり、2013年末に巡洋艦はロシア海軍の常時即応部隊の編制へ復帰しなければならない。


ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】

2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]


以前の情報によると、本日6月20日に行われるのは進水式典のみであり、実際に「マルシャル・ウスチーノフ」がドックから進水するのは6月22日になるとの事です。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは6月22日に進水する]


更に、「ズヴェズドーチカ」のトップは、「マルシャル・ウスチーノフ」の他の同型艦の修理と近代化も、近年中に同社で実施すると公言しました。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊旗艦)
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親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊旗艦)
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黒海沿岸のセヴァストーポリを母港とする「モスクワ」も、沿海地方ウラジオストクに駐留する「ワリャーグ」も、近年中にセヴェロドヴィンスクへ回航されるようです。
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