重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する

『インタファクス』より
2013年6月20日09時39分配信
【近代化される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は多用途打撃艦となる】
モスクワ、6月20日、インタファクス-AVN
プロジェクト1144「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は生産合同「セヴマシュ」における近代化の過程で多用途ミサイル複合体「カリブル」と新たな高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」を受け取る。
『インタファクス-AVN』は木曜日に(ロシア)海軍の代理人より伝えられた。
「私共は巡洋艦を近代化し、ロシア海軍の新たな任務に適合させるつもりです。
特に、ミサイル兵装の部分に関して。
近代化の間にナヒーモフは、カリブルと、新たな高射ミサイル複合体ポリメント・リドゥートを取得しなければなりません。
その結果、巡洋艦は多用途艦となり、有翼ミサイルは水上及び水中目標のみならず、沿岸施設への攻撃にも対応できるようになります」
対談者は話した。
彼によると、対艦ミサイル複合体P-700「グラニート」-NATOコード名「シップレック」は、多用途ミサイル3M-54「カリブル」汎用艦載発射複合体に置き換えられる。

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年6月にロシア連邦国防省と「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
今回の記事によると、近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」は、多用途打撃有翼ミサイル「カリブル」と高射ミサイル「ポリメント・リドゥート」を装備するとの事です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]

それと引き換えに、現用のミサイル兵装-対艦有翼ミサイル「グラニート」、遠距離高射ミサイル「フォルト」、近距離高射ミサイル「オサ」は撤去される事になります。

そして、「アドミラル・ナヒーモフ」のマストには、これまでのレーダーに代わり、新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と同様にフェーズドアレイレーダー「ポリメント」などの新型レーダーが装備されるでしょう。


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