新世代多用途原潜ヤーセン級3番艦は2013年7月28日に起工される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年6月25日16時40分配信
【セヴマシュは「海軍の日」に3隻目の「ヤーセン」プロジェクト原子力潜水艦を起工する】
モスクワ、6月25日-ロシア通信社ノーボスチ
「セヴマシュ」は、「ノヴォシビルスク」と命名される「ヤーセン」プロジェクト多用途原子力潜水艦を7月28日の祭日「海軍の日」に起工する予定である。
火曜日、同社の広報サービスは発表した。
「これは、サンクトペテルブルク海洋機械製造局マラヒートにより設計された多用途原子力潜水艦プロジェクト"ヤーセン"系列の3隻目のロケット艦になります。
水中巡洋艦シリーズのトップ・セヴェロドヴィンスクは、現在、海洋で国家受領試験を受けています」
声明では、こう述べられた。
2009年に起工され、「セヴマシュ」の主要造船台に在る潜水艦「カザン」の作業は継続されている事が説明された。
「カザン」と「ノヴォシビルスク」は、近代化プロジェクトにより建造される。
広報サービスは、基礎的要素である電子電波兵装複合体が変更され、近代化された機器及び資材は、ロシアの製造者だけから供給される事を指摘した。
将来潜水艦プロジェクト「ヤーセン」は、ロシアの多用途原子力潜水艦の主力となる計画である。
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]
「ヤーセン」級1番艦(トップ艦)「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水しました。
2013年に就役する予定です。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクは航海試験へ出発した]
「ヤーセン」級2番艦(「ヤーセン-M」としては1隻目)「カザン」は2009年7月24日に起工されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[多用途原潜ヤーセン級2番艦カザンは2015年に就役する]
「ヤーセン」級3番艦が今年7月末に起工されるという情報は、以前にも出ていました。
[新世代多用途原潜ヤーセン級3番艦は2013年7月末に起工される]
なお、ヤーセン級3番艦の名前は、以前は「ウファ」になると言われていましたが、今回の記事の通り、「ノヴォシビルスク」となりました。
現在、ロシア海軍にはプロジェクト877ディーゼル潜水艦のB-401「ノヴォシビルスク」が在籍しています。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【B-401「ノヴォシビルスク」】
同艦はオーバーホールが必要な状態であり、2009年以降は予備役となっております。
しかし、本艦の修理が実施される可能性は無いようです。
[北方艦隊のキロ級潜水艦5隻は2020年までに修理される]
結局、「ノヴォシビルスク」の名は新世代多用途下原子力潜水艦に引き継がれる事になったようです。

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