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インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月3日12時10分配信
【インドの航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は試験の為に海洋へ去る】
サンクトペテルブルク、7月3日-ロシア通信社ノーボスチ

7月3日夜、インド海軍航空巡洋艦「ヴィクラマーディティヤ」は今年秋まで継続される試験の為に出港する。
水曜日、公開株式会社「ロソボロネクスポルト」総取締役代理イーゴリ・セヴァスチャノフ「国際海軍サロン」(IMDS)のロビーでロシア通信社ノーボスチへ表明した。

「計画スケジュール通り、同艦は今日の夜に航海試験へ出発します」
セヴァスチャノフ
は話した。

彼は、インド側への同艦の納入に関しては、全て以前に発表された期日通りである事を強調した。

「全ては順調ですよ。
計画が実行されている事は確認されています。
以前は失敗続きでした、その理由は貴方達も全て御存じでしょう。
同艦は(今年)秋には納入されます。延期される事など有りません」
セヴァスチャノフ
は話した。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。
同艦には、戦闘機MiG-29KヘリコプターKa-27及びKa-31が配備される。
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されている。
「ヴィクラマーディティヤ」の長さは274メートル、幅53メートル、満載排水量45500トンである。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]

2013年4月24日、「セヴマシュ」屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
[空母ヴィクラマーディティヤは屋外ドックへ入渠した]

5月初頭に修理作業が開始されました。
[空母ヴィクラマーディティヤの最後の修理作業が始まった]

6月25日、修理を完全に終え、「セヴマシュ」屋外ドックを出渠しました。
[空母ヴィクラマーディティヤは屋外ドックから出渠した]

そして本日(7月3日)の夜、以前の予定通りに航海試験へと出発します。
[空母ヴィクラマーディティヤは今年夏に航海試験を開始する]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年7月3日から再び航海試験を開始する]

「ヴィクラマーディティヤ」は、9月末に航海試験を完了し、11月15日にインドへ引き渡される予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]

昨年の航海試験で「ヴィクラマーディティヤ」艦長を務めたのはロシア海軍イーゴリ・リャブコ1等海佐ですが、今回も、航海試験の初期段階では彼が同艦の指揮を執る事になるでしょう。
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搭載機の方は既にインド海軍へ納入されており、2013年5月11日に実戦配備へ就きました。
[空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた]
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