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バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2013年7月5日16時34分配信
【バルト艦隊戦闘艦船支隊は遠距離航海から戻ってきた】

本日(7月5日)、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(艦長アレクセイ・スグロボフ2等海佐)、給油船「レナ」、救助曳船SB-921で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、大西洋、北海、地中海における指示された任務を遂行した後にバルチースク軍港へ入った。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」の航海は約200日間に渡った。
この間に同艦は25000海里以上を航行し、航行時間は3060時間に上った。

バルト艦隊戦闘艦船支隊ロシア連邦海軍グループの一員となり、遠海ゾーンにおいて支隊の艦船の乗組員は複合戦闘訓練任務を遂行し、この間に対空・対潜防衛の艦上演習と訓練、更には、高射ミサイルと砲の発射を行なった。

地中海における任務遂行期間中、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は、黒海艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊の艦船との合同演習に参加した。
バルト艦隊将兵は、演習においてプロ意識と高い海洋技量を示した。

同艦隊の歴史において150年ぶりに警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」を始めとするバルト艦隊戦闘艦船支隊ベイルート港への業務訪問を実施した事は注目に値する。
訪問中、同艦の艦上をレバノン共和国駐在ロシア連邦大使と同国軍の代表が訪れた。
そして5月9日、ピレウス港(ギリシャ)への業務訪問中、同艦の乗組員は、アテネで開催された第2次世界大戦の戦勝68周年記念祝賀会に参加した。

同艦の歓迎式典にはバルト艦隊司令部、カリーニングラード州政府、バルチースク市役所の代表、そしてバルト艦隊将兵、乗組員の親類と友人が参加した。
バルト艦隊司令部の代表と艦隊軍事評議会のメンバーは、指示された遠距離大洋航海任務を滞りなく遂行した乗組員を祝福し、艦の乗組員の新たな戦闘訓練での成功を祈った。

遠距離航海から戻った艦は、機器の修理と準備の後、指示された任務を遂行する為に必要な物資を補充する。
遠距離航海において功績の有った軍人は、艦隊司令部より高価な贈り物を授与された。
複数の軍人は国家及び当局より表彰を受けた。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」の航海中、4人の乗組員には子供が生まれた。


警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦2隻、給油船「レナ」、救助曳船SB-921から成るバルト艦隊艦船支隊は2012年12月17日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

地中海で新年(2013年)を迎えました。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]

2013年1月下旬、地中海東部及び黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」大型揚陸艦2隻は3月中旬にレバノンベイルートを訪問しました。
[ロシア海軍艦船はベイルートを訪れた]
[ベイルートにロシア海軍旗は翻った]

給油船「レナ」は、2013年1月上旬と4月中旬にマルタ島へ寄港しました。
[バルト艦隊の給油船はマルタ島へ寄港する]
[バルト艦隊の給油船レナは地中海のロシア海軍グループへ合流する]

その後も地中海東部で行動していました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦2隻はロシア海軍地中海合同グループに参加した]

2013年6月1日よりロシア海軍地中海連合作戦部隊が正式に発足し、地中海バルト艦隊艦船支隊も加わりました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
[ロシア海軍地中海作戦部隊は約10隻の艦で構成される]
[ロシア海軍の地中海における存在は「武力による脅し」では無い]

そして7月5日、母港バルチースクへ帰ってきました。


ただし、「ヤロスラフ・ムードルイ」と一緒に出港した大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」の2隻は、まだ地中海に留まっています。
この2隻は、地中海黒海沿岸(ノヴォロシースク)を行き来しています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は地中海から黒海へ戻った]
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