新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクの航海試験が始まった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦軍南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2013年7月10日15時55分配信
【カスピ小艦隊で小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」の試験が始まった】
カスピ小艦隊は、最近アストラハン港へ到着した小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」の工場航海試験を開始した。
海洋へ出航した同艦の納入チームは主要口径砲-砲装置A-190の試験を実施する。
工場従業員は、いわゆる「基礎試射」を実施し、発射時の砲身の最大旋回及び仰角、そして発射時の砲身の安定性に関する全ての推算能力を確かめる。
この他、主要口径砲と艦のその他の兵装の発射点検が実施される。
試験中には艦の航行試験も実施され、主要動力装置の動作、艦載システム及び機器が点検される。
艦内機器、艦載管理システム及び艦載兵器の調整と適合が行なわれる。
試験実施中に工場従業員は艦の乗組員と共同で操作を行ない、機器のメンテナンスと艦載兵器、艦載システム、装置及び機器が実地使用される。

プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は5隻が起工されています。
建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水
建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水
建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工
建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工
建造番号634「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工
最初の2隻は今年にカスピ小艦隊へ就役する予定です。
[カスピ小艦隊は新たなロケット艦を取得する]
[カスピ小艦隊は2013年に5隻の戦闘艦艇を取得する]
「ブヤン-M」は、有翼ミサイル「カリブル」を装備します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
この他、砲兵装としてA-190 100mm砲と30mmガトリング砲「ドゥエト」を搭載しています。
A-190 100mm砲

30mmガトリング砲「ドゥエト」

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