ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう

7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。



これを受けて太平洋艦隊の水上艦は急遽出港し、オホーツク海へ向かいました。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月14日05時20分配信
【太平洋艦隊異種戦力グループは来たる戦闘訓練任務を遂行する為、展開エリアに到着した】

東方軍管区の戦闘即応体制の大規模な点検の枠組みにおいて、6つの太平洋艦隊異種戦力グループオホーツク海の指定海域に到着し、来たる計画競争下の戦闘訓練任務の為、展開を開始した。

海洋移動舞台において戦闘艦は艦船打撃グループ及び艦船捜索打撃グループを構成し、命令書により、対空防衛、移動ルート上での組織的対潜及び対機雷防衛、組織的連携機動及び通信演習を果たした。
乗組員が海域の航行上の特徴を熟知している事は保証済みである。
指定舞台への艦の移動は成功裏に実施され、潜水艦の捜索-探知は太平洋艦隊海洋航空隊対潜航空機Tu-142及びIl-38と共同で行なわれた。

単一計画において、艦のダメージコントロールと乗組員の健常な活動の保障の為の艦内演習が実施された。
艦上の電波兵装複合体は、絶えず遠距離並びに近距離の空中及び水上状況を解明し続けた。

行動グループは、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」大型揚陸艦「オスリャブヤ」、「ニコライ・ヴィルコフ」、小型対潜艦、ロケット艇、保障船で構成される。

艦の機器装置並びに兵装は正常モードで機能している。
乗組員は航海当直に立っている。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【東方軍管区の各軍の点検】

今回のロシア東方軍管区抜き打ち演習に関する記事の纏めです。


『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2013年7月14日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

7月13日午前6時頃、以下のロシア海軍艦艇宗谷海峡を通過しました。

スラヴァ級ミサイル巡洋艦011:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦715:駆逐艦「ブイストルイ」
ウダロイI級ミサイル駆逐艦543:大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
ウダロイI級ミサイル駆逐艦572:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
グリシャV級小型フリゲート354:小型対潜艦MPK-221
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇921:ロケット艇R-20
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇937:ロケット艇R-18
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇978:ロケット艇R-19
ロプチャーI級戦車揚陸艦066:大型揚陸艦「オスリャブヤ」
ドゥブナ級補給艦:中型海洋給油船「イルクト」
ソニア級沿岸掃海艇553:基地掃海艇BT-245
ソニア級沿岸掃海艇593:基地掃海艇BT-215
フィニク級測量艦
ユグ級海洋観測艦
オビ級病院船:イルティシュ
ゴーリン級航洋曳船:救助曳船SB-522


言うまでも無く、上記の「抜き打ち演習」の参加艦艇です。
今回の記事によると、これらの艦艇が複数のグループに分かれて行動しているようです。

これらの艦艇はオホーツク海で演習を実施します。
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むろん、ロシア海軍(太平洋艦隊)の他、東方軍管区所属のロシア陸軍、ロシア空軍の部隊も参加しています。
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例えば、ロシア空軍第3航空・防空軍司令部所属のSu-27戦闘機は、太平洋艦隊艦艇部隊の上空援護を実施しています。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月14日04時30分配信
【戦闘機Su-27は約70隻の艦船から成る太平洋艦隊グループの演習実施海域への海路移動を保護する】

太平洋艦隊艦艇部隊の上空援護を行なったのは、ゼムギ飛行場ソコロフカ飛行場Su-27です。

ゼムギ飛行場
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ソコロフカ飛行場
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