ロシア太平洋艦隊水上艦はオホーツク海で砲撃訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)
7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。
これを受け、太平洋艦隊の水上艦も急遽出港し、演習指定海域であるオホーツク海へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月16日04時14分配信
【太平洋艦隊の異種戦力グループの構成艦は空中目標への砲射撃を成功裏に実施した】
7月16日、東方軍管区の戦闘即応体制の抜き打ち点検の枠組みにおいて、太平洋艦隊の異種戦力グループを構成する艦船打撃グループ及び艦船捜索-打撃グループの艦は、オホーツク海の指定海域で空中目標への艦上複合体の砲射撃を成功裏に実施した。
初めに砲射撃を実施したのは親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、小型対潜艦である。
艦の乗組員は、指示された任務に対処した。
砲射撃の支援には、太平洋艦隊海洋航空隊の航空機Il-38が関わった。
砲射撃の統制と管理は、グループの旗艦である親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の艦上から実施された。
それと同時に、艦は指定セクトにおける対空防衛並びに対潜防衛の当直実行を継続する。
6つのグループが構成され、行動中であり、現在、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型揚陸艦「オスリャブヤ」、「ニコライ・ヴィルコフ」、小型対潜艦、ロケット艇、保障船が関わっている。
「抜き打ち演習」を命じられたロシア太平洋艦隊の艦船グループは急遽出港し、7月14日までに演習指定海域のオホーツク海へ入りました。
[ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう]
7月15日には対潜訓練が行われました。
[ロシア太平洋艦隊艦船グループはオホーツク海で潜水艦探知訓練を行なう]
そして本日(7月16日)は、対空射撃訓練が実施されました。
記事を読む限り、砲撃訓練を行なったのは以下の艦です。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
駆逐艦「ブイストルイ」
小型対潜艦(「メチェーリ」、「ウスチ・イリムスク」)
これらの艦が、旗艦「ワリャーグ」の統一指揮の元で一斉射撃を実施したようです。
なお、東方軍管区の抜き打ち演習を命じた張本人であるロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、7月16日に演習視察の為、サハリンへ到着しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月16日07時30分配信
【プーチンは東方軍管区の軍事演習を視察する】
この抜き打ち演習は日本でも報じられています、が・・・
『時事ドットコム』より
【ソ連崩壊後最大の極東軍事演習=サハリン上陸作戦も-ロシア軍】
記事中で「サハリンへの上陸作戦」と書かれているのは、これを指しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月14日06時36分配信
【空挺兵はサハリンの不慣れな土地への移動を果たした】
ロシア東方軍管区所属の第83独立空挺強襲旅団は、サハリンで「空挺降下作戦」を実施しました。
これを時事通信は、「デサント」Десантという単語を見て「上陸作戦」と勘違いしたわけです。
ロシア語では、空挺部隊の降下も地上部隊の海洋からの上陸も「デサント」と呼ばれます。
要するに、何らかの乗り物(飛行機や船など)に乗っている兵士が、その乗り物から別の場所(地上)へ降りるという行為全般を指したものです。
因みに、デサントには「お上りさん」という意味も有ります。
この場合は、地方(田舎)から都会へ降り立った人という事です。
これを受け、太平洋艦隊の水上艦も急遽出港し、演習指定海域であるオホーツク海へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月16日04時14分配信
【太平洋艦隊の異種戦力グループの構成艦は空中目標への砲射撃を成功裏に実施した】
7月16日、東方軍管区の戦闘即応体制の抜き打ち点検の枠組みにおいて、太平洋艦隊の異種戦力グループを構成する艦船打撃グループ及び艦船捜索-打撃グループの艦は、オホーツク海の指定海域で空中目標への艦上複合体の砲射撃を成功裏に実施した。
初めに砲射撃を実施したのは親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、小型対潜艦である。
艦の乗組員は、指示された任務に対処した。
砲射撃の支援には、太平洋艦隊海洋航空隊の航空機Il-38が関わった。
砲射撃の統制と管理は、グループの旗艦である親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の艦上から実施された。
それと同時に、艦は指定セクトにおける対空防衛並びに対潜防衛の当直実行を継続する。
6つのグループが構成され、行動中であり、現在、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型揚陸艦「オスリャブヤ」、「ニコライ・ヴィルコフ」、小型対潜艦、ロケット艇、保障船が関わっている。
「抜き打ち演習」を命じられたロシア太平洋艦隊の艦船グループは急遽出港し、7月14日までに演習指定海域のオホーツク海へ入りました。
[ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう]
7月15日には対潜訓練が行われました。
[ロシア太平洋艦隊艦船グループはオホーツク海で潜水艦探知訓練を行なう]
そして本日(7月16日)は、対空射撃訓練が実施されました。
記事を読む限り、砲撃訓練を行なったのは以下の艦です。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
駆逐艦「ブイストルイ」
小型対潜艦(「メチェーリ」、「ウスチ・イリムスク」)
これらの艦が、旗艦「ワリャーグ」の統一指揮の元で一斉射撃を実施したようです。
なお、東方軍管区の抜き打ち演習を命じた張本人であるロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、7月16日に演習視察の為、サハリンへ到着しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月16日07時30分配信
【プーチンは東方軍管区の軍事演習を視察する】
この抜き打ち演習は日本でも報じられています、が・・・
『時事ドットコム』より
【ソ連崩壊後最大の極東軍事演習=サハリン上陸作戦も-ロシア軍】
記事中で「サハリンへの上陸作戦」と書かれているのは、これを指しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月14日06時36分配信
【空挺兵はサハリンの不慣れな土地への移動を果たした】
ロシア東方軍管区所属の第83独立空挺強襲旅団は、サハリンで「空挺降下作戦」を実施しました。
これを時事通信は、「デサント」Десантという単語を見て「上陸作戦」と勘違いしたわけです。
ロシア語では、空挺部隊の降下も地上部隊の海洋からの上陸も「デサント」と呼ばれます。
要するに、何らかの乗り物(飛行機や船など)に乗っている兵士が、その乗り物から別の場所(地上)へ降りるという行為全般を指したものです。
因みに、デサントには「お上りさん」という意味も有ります。
この場合は、地方(田舎)から都会へ降り立った人という事です。
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