大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは大西洋で救助訓練を行なう

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月18日12時26分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は大西洋で救助活動を仕上げる】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」乗組員は、黒海艦隊及びバルト艦隊の支援船と合同で大西洋における救助活動を仕上げる。
木曜日、西方軍管区下の北方艦隊の広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。
ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は同海域で任務を遂行する為に大西洋で形成された。
それは、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、黒海艦隊の大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」が含まれている。
今後、支隊にはバルト艦隊の海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が参加する。
「大西洋横断移動段階において大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ乗組員は、航海中に実施する一連の演習において、黒海艦隊及びバルト艦隊の支援船と連携し、更には艦載航空隊の能力も活用する海洋救助活動を行なう予定です」
セルガは話した。
「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは黒海艦隊の巡洋艦モスクワと共同で既に支隊艦船の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の任務、更には、支隊を構成する艦船の連携機動の要素を果たしております」
セルガは指摘した。
「大型対潜艦の乗組員は、更に、艦のダメージコントロール及び航行中の暴風条件下での乗員の行動の為の複合訓練を実施します」
北方艦隊の代理人は指摘した。
北方艦隊将兵は大西洋横断移動の豊富な経験を有している事をセルガは想い起した。
北方艦隊の艦船は再三にわたりアメリカ合衆国の港への寄港を行ない、ベネズエラ、パナマ、キューバの港を訪問した。
最新の大西洋横断移動は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」で構成される北方艦隊艦船支隊により2009年に実施された。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]
記事中で触れられていますが、ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は7月17日に大西洋上で形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]
[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)
ただし、現時点で海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は未だ支隊に加わっていないようです。
今回の記事は、海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が支隊へ合流した後に大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」が海洋救助訓練を行なうという事です。
記事末尾で触れられていますが、北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は2008年末にカリブ海へ行っています。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、ソヴィエト海軍時代の1988年11月3日-7日にもキューバのハバナ港を訪問しています。

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