ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ、ノヴォロシースク入港(2013年6月末-7月初頭)

『黒海ニュース』より
【ロシア地中海戦隊旗艦-太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が黒海に現れた】
2013年7月18日
地中海へ派遣されているロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月30日に黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ入港していたとの事です。
イーゴリ・トルガチキン氏のサイトより
【ロシア海軍大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」】
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は6月30日から7月4日までノヴォロシースクに居たとの事です。
[ ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~)]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港し、5月15日に地中海へ入りました。
6月1日よりロシア海軍地中海連合作戦部隊が正式に発足し、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が旗艦になりました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
[ロシア海軍地中海作戦部隊は約10隻の艦で構成される]
[ロシア海軍の地中海における存在は「武力による脅し」では無い]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月19日にキプロスのリマソールへ寄港しています。
[ロシア太平洋艦隊艦船は再びキプロス島を訪れた]
その後の動向が公式発表される事は有りませんでしたが、リマソールを出港した後、おそらくは乗員の休養のために黒海沿岸のノヴォロシースクへ向かったようです。

以前にはロシア海軍の北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊から派遣された艦船が地中海で行動していましたが、現在、地中海に展開する黒海艦隊以外のロシア海軍艦船は、この6隻程度のようです。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海連合部隊の指揮下で行動しています。
[太平洋艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
[バルト艦隊艦船支隊]
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と給油船、救助曳船も派遣されていましたが、こちらはバルチースクへ戻っており、大型揚陸艦2隻が地中海に残留しています。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]
北方艦隊からは大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」が派遣されていましたが、同艦は大西洋へ向かいました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフは大西洋で救助訓練を行なう]
この他、黒海艦隊の大型揚陸艦が交代で地中海へ派遣されています。
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