セヴマシュ造船所はプロジェクト11356フリゲートの為の軸受(ベアリング)を製造した
- カテゴリ:ロシアの造船業

公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2013年7月24日配信
【フリゲートの為の軸受(ベアリング)】
インド海軍の為のプロジェクト11356フリゲートの建造への実り多い協力への感謝状は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコの名前で届けられた。
セヴマシュ造船所は、軍艦「テグ」「タルカシュ」「トリカンド」の作成において、作業における信頼性、効率性、技術的有能さ、そして高いプロ意識を示した事に感謝された。
当社は、工場「ヤンターリ」の為、推進軸の為の6本の支柱と2基の推進用軸受を含む3組の艦上軸受一式を製造した。
更にセヴマシュの専門技術者は、フリゲートの航海試験に参加し、推進軸の調整を手助けした。
セヴマシュは、軸受を製造するロシアで唯一の企業として残っており、適切な技術力と設備を有し、艦の技術特性に応じた開発設計を行なっている。
現在、当社はロシア海軍の為の6隻以上のフリゲートの建造に関し、「ヤンターリ」と協力している。
既に1隻のフリゲートの為の軸受が製造されており、沿バルト造船工場へ送られている。
株式会社「生産合同セヴマシュ」広報サービス:スヴェトラーナ・スワトフスキー
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)

生産合同「セヴマシュ」(セヴェロドヴィンスク)

現在までにプロジェクト11356フリゲートは、インド海軍向けに6隻、ロシア海軍向けに4隻が起工され、インド海軍向けの6隻は全て引き渡されています。
[インド海軍向け]
・「バルチースキー・ザヴォード」で建造
タルワー(F40):1999年3月10日起工/2000年5月12日進水/2003年6月18日就役
トリシュル(F43):1999年9月24日起工/2000年11月24日進水/2003年6月25日就役
ターバル(F44):2000年5月24日起工/2001年5月25日進水/2004年4月19日就役
・「ヤンターリ」造船所で建造
テグ(F45):2007年7月28日起工/2009年11月27日進水/2012年4月27日就役
タルカシュ(F46):2007年11月27日起工/2010年6月23日進水/2012年9月11日就役
トリカンド(F51):2008年6月12日起工/2011年5月25日進水/2013年6月29日就役


[ロシア海軍向け]
・全て「ヤンターリ」造船所で建造
アドミラル・グリゴロヴィチ:2010年12月28日起工/2013年進水予定/2014年就役予定
アドミラル・エッセン:2011年7月8日起工/2014年就役予定
アドミラル・マカロフ:2012年2月29日起工/2015年就役予定
アドミラル・ブタコフ:2013年7月12日起工/2016年就役予定
アドミラル・イストミン:2013年起工予定/2016年就役予定
アドミラル・コルニロフ:2013年起工予定/2016年就役予定
7番艦
8番艦
9番艦

これらの為の推進器用軸受が「セヴマシュ」で製造されたという事です。
今回の記事によると、現在、ロシア国内で(艦船用)軸受を製造しているのは「セヴマシュ」だけのようです。
つまり、ロシア国内で建造されている他の艦の軸受も「セヴマシュ」が製造しているという事でしょう。
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