重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ行く
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月26日10時57分配信
【北方艦隊将兵は間もなく2つの北極圏航海を実施する】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊将兵は間もない時間に2つの北極海航海へ向かう。
支隊の1つはゼムリャフランツァヨシファ(フランツ・ヨーゼフ諸島)へ、もう1つはロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を含んでおり、北氷洋東部エリアを訪れる。
金曜日、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は発表した。
「近い内に北方艦隊将兵は北極圏の新たなエリアへの航海の積極的な習熟を続けます。
最も近い将来の北方艦隊戦闘艦支隊の計画航海は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーに率いられ、北氷洋東部エリアへ行きます」
コリョローフは、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐の言葉を引用して話した。
コロリョーフが説明したように、ゼムリャフランツァヨシファへの航海は、優れたロシアの水路研究者ゲオルギー・セドフの北極探検100周年を記念して実施される。
セルガは、昨年半ば以降、北方艦隊の水上戦力が北極圏へ積極的に存在している事を想い起した。
「それ以降、バレンツ海及びカラ海エリアでは、同時に10隻以上の北方艦隊の戦闘艦が行動しており、ロシア海軍の現代史で初めて重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは、大型揚陸艦と共にノヴォシビルスク諸島への航海を実行しました」
艦隊の代理人は指摘した。

2012年9月中旬、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を始めとする北方艦隊艦船は北極圏で演習を実施しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]
この時、北方艦隊艦船はノヴォシビルスク諸島まで行きました。
ノヴォシビルスク諸島では揚陸演習が実施されました。
[北極圏で揚陸演習を実施した北方艦隊海軍歩兵は表彰された]
今回(2013年)の北極圏航海は2手に分かれ、1隊はゼムリャフランツァヨシファ(フランツ・ヨーゼフ諸島)へ向かい、もう1隊(重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を中核とする)は北極海東方海域へ向かうようです。
7月28日の「ロシア海軍の日」には北方艦隊主要基地セヴェロモルスク沖で観艦式が開催されます。
[空母アドミラル・クズネツォフはロシア海軍の日の観艦式に参加する]
この観艦式には、北方艦隊の稼働状態に在る主要水上艦の内、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「アドミラル・レフチェンコ」、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」が参加していません。
(大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は大西洋航海中)
これらの水上艦の全てでは無いにせよ、何隻かは北極圏航海に参加するかもしれません。
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