ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ到着した


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年7月5日10時30分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海での戦闘当直後にセヴァストーポリへ入港した-黒海艦隊司令部】
モスクワ、7月5日、インタファクス-AVN

セヴァストーポリで、バルト艦隊から黒海艦隊への移動を完了した新たなフリゲート「アドミラル・エッセン」の歓迎式典が開催された。
軍当局は水曜日に通知した。

「地中海の海軍常設連合部隊の一員として在った期間に乗組員は戦闘任務を滞りなく遂行し、潜水艦クラスノダールと共にシリアのテロリストグループへのミサイル攻撃を行ないました」
インタファクス-AVN
が受け取った黒海艦隊広報サービス発表では、こう述べられた。

以前、今年5月初頭に「アドミラル・エッセン」は、バルト艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動の枠組みで、地中海ロシア連邦海軍常設作戦連合部隊へ加わった事が報じられた。

6月23日、ロシアフリゲート「アドミラル・エッセン」「アドミラル・グリゴロヴィチ」、更に潜水艦「クラスノダール」は、地中海水域からシリアのテロリストグループ「ISIL」(ロシア連邦では非合法)を有翼ミサイル「カリブル」で攻撃した。

「アドミラル・エッセン」は、有翼ミサイル「カリブル-NK」、自己防衛ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、高射機関砲、反応爆雷発射機、魚雷で武装しており、更には艦上ヘリコプターKa-27(或いはKa-31)を搭載できる。

セヴァストーポリで、アントン・クプリン2等海佐指揮下の「アドミラル・エッセン」乗組員は、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将、将兵の家族、水上艦連合部隊の船員と退役将兵に出迎えられた。

「アドミラル・エッセン」は、第2の海洋ゾーンフリゲート・プロジェクト1135.6であり、同プロジェクトの最初の生産艦である。
黒海艦隊へのフリゲートの引き渡しと海軍旗の掲揚は、2016年6月7日に行なわれた。
このシリーズの艦の排水量は約4000トン、速力30ノット、自立航行期間30日。

地中海ロシア海軍作戦連合部隊には、約10隻の艦船が居る。



[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ戻りました。
16-0427e.jpg
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入され、翌5月27日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催される予定でした。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される]
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月27日にロシア海軍へ就役する]

しかし、急遽もう一度点検出航を行なう事になった為、延期されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンのロシア海軍への引き渡しは延期された]

2016年5月31日、受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・エッセンはロシア海軍へ納入された]


2016年6月7日、カリーニングラード市沿バルト造船工場『ヤンターリ』の岸壁で、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(海軍旗)初掲揚式典が開催され、ロシア海軍へ就役、黒海艦隊第30水上艦師団へ編入されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

その後もバルト海に留まっていましたが、10月下旬には黒海へ回航される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ回航される]

しかし、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、黒海への回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
16-1224a.jpg

修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった]

バルト艦隊基地・バルチースクを出航した「アドミラル・エッセン」は、北海へ出た後にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、大西洋を南下しました。
17-0505i.jpg

2017年5月5日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
17-0428b.jpg

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を東へ進み、5月15日には地中海東部に位置するキプロス島南部のリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]

2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

17-0531a.jpg
2017年5月31日、潜水艦「クラスノダール」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部へ留まりました。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

6月23日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

17-0705a.jpg
「アドミラル・エッセン」は7月4日にボスポラス海峡を北上し、黒海へ入りました。


そして2017年7月5日にセヴァストーポリへ到着しました。
17-0705f.jpg

なお、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」は未だ地中海東部に留まっています。

黒海艦隊の警備艦アドミラル・マカロフ、潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは7月30日にクロンシュタットで行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する

17-0704g.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年7月4日15時43分配信
【黒海艦隊の新たな艦と潜水艦はクロンシュタットの主要海軍パレードへ加わる】

クロンシュタット『海軍の日』主要海軍パレードへ、フリゲート「アドミラル・マカロフ」と、2016年に黒海艦隊へ加わった潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」及び「コルピノ」が参加する。

乗組員は、国家受領試験のサイクルを成功裏に完了し、『海軍の日』に捧げられるメインイベントへの参加を承認された。

主要海軍パレードへ参加した後、新たな艦はバルト艦隊から黒海艦隊への段階的な移動が計画されている。



プロジェクト11456R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は2012年2月29日に起工、2015年9月2日に進水し、2016年7月末から洋上試験が行われています。
2017年秋にロシア海軍へ引き渡され、今年末までに黒海艦隊基地へ到着する予定です。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは2017年11月に黒海艦隊基地へ到着する]

2017年6月28日から7月2日までサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン(IMDS-2017)で展示され、7月2日にサンクトペテルブルクを出ました。



プロジェクト06363潜水艦の5番艦B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」は2014年10月30日に起工され、2016年3月18日に進水し、同年10月26日に就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦5番艦ヴェリキー・ノヴゴロドはロシア海軍へ就役した]

プロジェクト06363潜水艦の6番艦B-271「コルピノ」は2014年10月30日に起工され、2016年5月31日に進水し、同年11月24日に就役しました。
[黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノはロシア海軍へ就役した]

就役後、この2隻の潜水艦バルト海で慣熟訓練を行なっています。


『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日になります。

『ロシア海軍の日』には、主要港で観艦式が行なわれます。

バルト海では、サンクトペテルブルクバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。

17-0704h.jpg
そしてクロンシュタットの観艦式へ、黒海艦隊の最新鋭艦3隻が参加する事になりました。

サンクトペテルブルククロンシュタットの観艦式には、北方艦隊の2隻の水上艦も参加します。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは黒海で対空戦闘訓練を行なった

17-0521d.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年5月20日8時45分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は空中標的へのミサイル射撃を実行した】

黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、戦闘訓練射爆場において、敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退する計画単独演習を実施した。

艦は、空中目標を模した標的へ2基の高射ミサイル複合体「ヴォルナ」の発射と砲射撃を実行した。
標的の設置は、黒海艦隊海軍航空隊水陸両用航空機Be-12の乗員により支援された。



黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、2016年3月6日にセヴァストーポリを出航して地中海へ向かい、6月10日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった]

その後、2016年10月28日に再びセヴァストーポリを出航し、10月29日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。


10月31日から11月1日までギリシャを訪問し、ロシア皇帝家出身のギリシャ王妃オルガ(オリガ)の生誕165周年記念行事へ参加しました。

オリガ・コンスタンチノヴナ・ロマノヴァ(1851年9月3日~1926年6月18日)は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の弟コンスタンチン大公の娘であり、1867年にギリシャ国王ゲオルギオス1世と結婚してギリシャ王妃となりました。
17-0306c.jpg

「スメトリーヴイ」ギリシャを去った後も地中海東部(シリア沖)に滞在し、ここで2017年の新年を迎えました。

2017年2月下旬には地中海東部に居るアメリカ海軍原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を追尾しました。
ブログ『BMPD』より
【「スメトリーヴイ」は「ブッシュ」を追う】

「スメトリーヴイ」は3月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、3月6日にセヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは4ヶ月間の地中海航海を終えてセヴァストーポリへ帰投した]


それから1ヶ月半程経った5月20日、黒海へ出航して対空戦闘訓練を行ない、高射ミサイル「ヴォルナ」AK-726 76mm連装砲を発射しました。

高射ミサイル「ヴォルナ」
17-0521f.jpg
17-0521g.jpg

AK-726 76mm連装砲
17-0521e.jpg

黒海艦隊では、警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」などの新造艦の配備が進められていますが、既に就役から47年が経ったオールドタイマーの「スメトリーヴイ」は、まだ暫くの間は現役に留まるようです。

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった

17-0428f.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年4月28日12時43分配信
【黒海艦隊の為に建造された最新フリゲート「アドミラル・エッセン」は常時駐留場所へ向かった】

黒海艦隊の為に建造されたプロジェクト1135.6フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・エッセン」は、バルト艦隊から常時駐留場所への艦隊間移動を開始した。

[参照]
「アドミラル・エッセン」
は、第2のプロジェクト1135.6海洋ゾーンフリゲートであり、同プロジェクトの最初の生産艦であり、ロシア帝国海軍ニコライ・オットーヴィチ・フォン・エッセン提督に因んで命名された。

フリゲート海軍への引き渡しと海軍旗掲揚は2016年6月7日に行なわれた。
このシリーズ艦はおよそ4000トンの排水量を有し、速力は30ノット、自立航行期間は30日である。

「アドミラル・エッセン」の武装は、有翼ミサイル「カリブル-NK」、自己防衛ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、高射砲、反応爆雷装置、魚雷であり、更に艦上ヘリコプターKa-27(或いはKa-31)を搭載できる。



[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ戻りました。
16-0427e.jpg
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入され、翌5月27日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催される予定でした。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される]
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月27日にロシア海軍へ就役する]

しかし、急遽もう一度点検出航を行なう事になった為、延期されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンのロシア海軍への引き渡しは延期された]

2016年5月31日、受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・エッセンはロシア海軍へ納入された]


2016年6月7日、カリーニングラード市沿バルト造船工場『ヤンターリ』の岸壁で、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(海軍旗)初掲揚式典が開催され、ロシア海軍へ就役、黒海艦隊第30水上艦師団へ編入されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

その後もバルト海に留まっていましたが、10月下旬には黒海へ回航される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ回航される]


しかし、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、黒海への回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
16-1224a.jpg

修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
17-0308e.jpg
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

そして2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。

ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した

17-0427g.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日14時9分配信
【ロシアの調査船「リマン」は黒海で損傷を受けた】
モスクワ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊調査船「リマン」は、ボスポラス海峡から40kmで他の船と衝突した後に損傷を受けた。
乗組員は負傷していないとロシア国防省は発表した。

緊急事態は、木曜日の昼頃に発生した。
「リマン」は、現在、所有者が確立している「アショート-7」号と衝突し、吃水線下の右側を損傷した。
「同艦の乗組員は、船のダメージコントロールに努めています」
軍当局は声明で述べた。

事故現場へ黒海艦隊の当直部隊の艦船と、更には救助チームの航空機An-26が向かった。



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日14時34分配信
【損傷を受けたロシア船「リマン」の乗組員は全員が救助された】
アンカラ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ、アラン・パラジチェンコ

黒海で他の船と衝突して損傷したロシア連邦黒海艦隊調査船「リマン」の全ての乗組員は、イスタンブール沿岸警備隊に救助された。
『ロシア通信社ノーボスチ』は当局の広報サービス代表より伝えられた。

先だってロシア国防省は、黒海艦隊調査船「リマン」が木曜日にボスポラス海峡から40kmで他の船と衝突した後に損傷を受け、乗組員は負傷していないと発表した。
トルコのメディアは、トルコ沿岸警備隊の艇が船の衝突場所へ到着したと報じた。

「衝突した2隻の船は、1隻はロシア船、2隻目はトーゴ船籍です。
双方の船の乗組員は全て救助され、死傷者は居ません。
私共は、合計で78名の避難者を救助しました」

対談者は話した。



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日15時17分配信
【黒海で損傷を受けたロシア船「リマン」は沈没した】
モスクワ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊船「リマン」は損傷を受けた結果、沈没したが、乗組員は誰も負傷していない。
(ロシア)国防省は発表した。

事故は、木曜日の昼頃に発生した。
ボスポラス海峡から40kmでロシア艦「アショート-7」号と衝突し、右舷側に損傷を受けた。
緊急事態の現場へ直ちにトルコ沿岸警備隊の艇が出動し、双方の船の乗組員を救助した。
合計で78名の避難者が救助された。

「黒海艦隊の調査船リマンの乗組員全ては完全に生存し、健在です。
現在、トルコの救助船はロシア艦の避難の準備をしています」

防衛当局は声明で述べた。

国防省は更に、「リマン」の乗組員の一部が欠けているというロイター通信の報道を否定した。

近い内に、緊急事態の現場から1.5海里に居たロシア船「ウルス・スター」黒海艦隊基地へ乗組員を送り届ける。

イスタンブールロシア総領事館によると、艦の衝突の理由は濃霧かもしれない。

イスタンブール沿岸警備隊の広報サービス代表は、「アショート-7」号トーゴ船籍で活動していたと『ロシア通信社ノーボスチ』へ話した。

「リマン」は1970年にポーランドのグダニスク市で建造され、当初は海面図調査の為に意図されていた。
1989年に船は偵察艦へ改装された。



『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【中型偵察艦「リマン」】

プロジェクト861中型偵察艦「リマン」は1970年8月19日に進水し、同年12月23日に就役し、北方艦隊へ編入されました。

1974年に黒海艦隊へ転属しました。

1999年4月~5月にはユーゴスラヴィア沖(アドリア海)へ進出し、NATO軍の動向を監視しました。
17-0427h.jpg


この数年間は交代で地中海東部へ派遣され、最近では、2016年10月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2017年1月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
これが「リマン」にとって、最後の地中海での活動になりました。

記事中で触れられているように、「リマン」は2017年4月27日にボスポラス海峡の北西40kmでトーゴ船籍の貨物船と衝突し、沈没しました。
乗組員は全員救助されました。
17-0427f.jpg
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。